上場後の初期株価から“株価100倍超”を達成した「ヤフー株」を上場初値で買ったら“6億円以上”も儲かる⁉ 「テンバガー」の水準を大きく上回る値動きとは
ヤフー株式会社(現LINEヤフー株式会社)は1996年に設立され、1997年11月4日に店頭市場(当時)に登録されました。LINEヤフー株式会社のIR情報「よくあるご質問」によると、「公開時の初値はいくらですか?」との問いに対し「初値は200万円でした。なお、公募価格は70万円でした。」と回答しています。 次に、この上場後の株価推移を見ていきましょう。 ヤフー株式会社(現LINEヤフー株式会社)の「2001年度有価証券報告書」内における「4 株価の推移」を参照すると、以下のとおりです。 ・第3期(1998年3月):最低株価:154万円・最高株価:485万円 ・第4期(1999年3月):最低株価:340万円・最高株価:3500万円 ・第5期(2000年3月):最低株価:2139万円・最高株価:1億6790万円 上場後の株価推移をみると、事業年度第3期(1998年3月)に記録した株価水準である154万円を起点に、事業年度第5期(2000年3月)には最高1億6790万円まで上昇しており、約2年間で100倍超の値動きを記録しています。株式会社日本経済新聞社によると、国内上場株で1億円を超えたのはヤフー株が初だそうです。 なお、上場初値である200万円を基準にした場合でも、約2年で約84倍となり、一般に「テンバガー」と呼ばれる水準を大きく上回る上昇だったことが分かります。
ここまでは、上場後の株価推移を基に、ヤフー株がどの程度の倍率で上昇したのかを確認してきました。次に、こうした値動きを前提に、上場初値で購入していた場合の仮定の利益額について見てみましょう。 LINEヤフー株式会社のIR情報「株式基本情報」によると、同社は1999年5月20日および1999年11月19日に1:2の株式分割を実施しています。つまり、上場時の1株は2000年3月時点で4株相当になっているといえるでしょう。 2000年3月決算年度内の最高株価である1億6790万円で計算すると、上場初値1株200万円だったヤフー株は 以下のような利益を生んでいた可能性があります。 1億6790万円×4株=6億7160万円 このことから、計算上は「6億円以上儲かった」という仮定が成り立ちます。
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ヤフー株に続く急騰銘柄を見つける上では、以下の勘所を押さえておくのも一つのポイントです。 勘所1:株価が大きく下がった局面を見逃さない 将来性のある企業であっても、大きく株価を下げる時期があるケースもあります。こうしたタイミングは投資の好機でもありますが、上昇の一途をたどる企業が存在するのも事実であるため、臨機応変に対応しましょう。 勘所2:上場間もない企業を狙う いわゆる「大化け」を見せるのは、上場して間もない若い企業に多い傾向だそうです。勢いを見逃さず、投資のタイミングに注意を払いましょう。 勘所3:時価総額の小さな企業に着目する 時価総額が小さい「中小型銘柄」は、テンバガーとなりうる可能性も秘めています。ただし、こうした小規模な銘柄を買う際は、売りたいときに売れない「流動性リスク」への注意も必要です。
今回取り上げたヤフー株は、上場初値200万円を基準に見ても、約2年で80倍超まで上昇するなど、一般に「テンバガー」と呼ばれる水準を大きく上回る値動きを記録しました。さらに、株式分割を考慮し、上場後の最低水準から最高値までの値動きを基に試算すると、条件次第では「株価100倍超」や「6億円以上の含み益」といった結果も数字上は想定できます。 もっとも、倍率や利益額は、どの価格を起点にするかによって大きく異なるため、過去の事例として冷静に捉える視点も欠かせないでしょう。 今回紹介した「ヤフー株」のように、上場から短期間で顕著な株価高騰を達成する企業も存在します。注目している企業があれば、応援の意味も込めて投資をしてみるのも一つの方法かもしれません。 出典 LINEヤフー株式会社 IR情報 よくあるご質問 LINEヤフー株式会社 IR情報 株式基本情報 ヤフー株式会社(現LINEヤフー株式会社) 2001年度有価証券報告書(28ページ) 株式会社日本経済新聞社 2000年1月19日 ヤフー株が1億円超え、国内上場株で初めて 執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部