星野リゾート広島初進出、温泉旅館「界 宮島」26年夏に誕生 - 全客室が宮島に面したオーシャンビュー

星野リゾートが広島県に初進出。温泉旅館ブランド「界」の新たな宿「界 宮島」が、2026年夏にオープンする。

客室イメージ

厳島神社の大鳥居を一望できる絶好のロケーションに佇む「界 宮島」。すべての客室は宮島に面したオーシャンビューとなり、窓際に設置したロングソファからは、穏やかな瀬戸内海と点在する島々が織りなす美しい景観を楽しめる。室内のカーテンやソファ、椅子には瀬戸内海の青をモチーフにしたカラーリングを取り入れ、窓の外の景色と調和した居心地のよい空間を演出する。

露天風呂イメージ

宿の最上階には、趣の異なる2つの湯殿を備えた大浴場を用意。南側には海を一望する露天風呂を設け、瀬戸内海と湯船が溶け合うような設計により、まるで海に浸かっているかのような開放感あふれる入浴を体験できる。

内風呂イメージ

一方、北側には山並みを望む内風呂を配置。体を芯から温める“あつ湯”と、ゆったりと浸かれる“ぬる湯”の2種類を備えており、その日の体調や気分に合わせて心身ともにリラックスした湯浴みを楽しめる。

「石風呂」外観イメージ

また、「界 宮島」では、瀬戸内地域で古くから愛されてきた「石風呂」を現代に再現。鎌倉時代に起源を持つとされる石風呂は、かつて瀬戸内一帯で広く親しまれていたが、現在ではその姿を見る機会はほとんどない。「石風呂」を通じて瀬戸内が育んできた文化や人々の暮らしから生まれた知恵を伝えるため、現存する「石風呂」の調査や歴史的な文献を参考に、現代人が求めるくつろぎを叶える新たな「石風呂」を用意する。

「石風呂」内部イメージ

敷地内でも最も海に近い場所に設置される「石風呂」は、床や壁、天井からの輻射熱により温度ムラが少なく、一般的なサウナよりも高温かつ低湿な環境で利用できるのが特徴。足元まで均一な温度が保たれているため、地面に座っても快適に体を温められる。ほの暗く静かな空間の床にはござを敷かれており、落ち着いた雰囲気の中でゆったりと過ごせる。

「界 宮島」開業時期:2026年夏住所:広島県廿日市市宮島口西1丁目アクセス:JR宮島口駅・広電宮島口駅から車で5分、広島空港から車で60分客室数:54室付帯施設:フロント、大浴場、石風呂、食事処、ショップなど(宿泊者専用)延床面積:7,830.70㎡予約開始:未定 ※詳細は後日発表予定

意匠設計:小大建築設計事務所

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