「目を離したすきに」3歳女児がプールで溺れる 深さ数センチ…幼稚園で水遊び中 北海道恵庭市

北海道恵庭市の幼稚園で7月1日午前、3歳の女の子が「水遊び」中に溺れる事故がありました。溺れたプールの深さは2~3センチほどだったということです。(藤得記者)「幼稚園の入口に近い場所で、園児たちは水遊びをしていたということです」恵庭市の認定こども園・柏学園ひまわり幼稚園です。事故があったのは敷地内にあるこのビニールプールです。水が噴き出す様子も確認できます。

午前10時半すぎ、2歳児クラスに通う3歳の女の子が、プールにうつぶせの状態で倒れているのを幼稚園職員が発見し、119番通報しました。消防によりますと、女の子はドクターヘリで病院へ救急搬送されたということです。(柏学園ひまわり幼稚園 米谷亮介園長)「ちょっと目を離したすきに。呼吸が浅い状態で、目が開いてなかったり焦点があっていない状況だったので、119番の指示に従いながら呼びかけをして、救急車の到着を待っていた」幼稚園によりますと当時、屋外に設置した仮設のビニールプールで、2025年で初めての「水遊び」を行っていました。

11人の児童に対して監視にあたっていたのは職員2人です。プールの深さは2~3センチほどだったということです。職員が1分間ほど目を離した後、うつぶせの状態で発見されました。意識はあり、命に別条はないということです。(3歳児クラスに通う子の親)「びっくりしました。3歳って出ていたので、もしかしてうちの子かと思った。心配ですね」2~3センチの深さのプールで起きた今回の事故。

専門家は水深が浅くても溺れることがあると、水遊びの危険性について警鐘を鳴らします。(Safe Kids Japan 山中龍宏小児科医)「口や鼻を覆うだけの水があれば溺れることがある。プール活動は危険性が高い活動の1つと認識する必要がある」夏本番を迎え、機会が増える子どもの水遊び。

水深が数センチであっても目を離さず十分注意することが必要です。

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