6日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場は続落、弱い雇用統計や原油高を嫌気

■NY株式:米国株式市場は続落、弱い雇用統計や原油高を嫌気

米国株式市場は続落。ダウ平均は453.19ドル安の47501.55ドル、ナスダックは361.31ポイント安の22387.68で取引を終了した。

雇用統計で雇用者数が予想外に減少に落ち込み、失業率も上昇する弱い結果を嫌気し、寄り付き後、大幅下落。その後も中東紛争激化による供給不足で原油価格が急騰し23年来の高値を更新すると売りに拍車がかかったほか、プライベートクレジット懸念も重しとなり、続落した。終盤にかけ、政府がオイルタンカーなど海事運送を巡り、最大200億ドルの損失を補填する保険提供を発表すると、下げ幅を縮小し、終了。セクター別では食・生活必需品小売が上昇、運輸や半導体・同製造装置が下落した。

航空機メーカーのボーイング(BA)はトランプ大統領の訪中、習国家主席との会談を控え、中国が737マックス機の500機受注で交渉中との報道が好感され、上昇。防衛のロッキード・マーチン(LMT)、RTX(RTX)などは、トランプ大統領が生産や生産スケジュールを巡る関連企業経営者との会合後、生産4倍増で合意したと発表し、それぞれ上昇。半導体メーカーのマーベル・テクノロジー(MRVL)は人工知能(AI)インフラ関連の強い需要を背景とした強気の目標が好感され、続伸。航空会社のユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス(UAL)やデルタ(DAL)は中東紛争による運休に加え、燃料コスト高騰で業績悪化が懸念され、それぞれ下落した。投資運用サービスのブラックロック(BLK)は、主力プライベートクレジットファンドの一つでの資金引き出しを制限したため警戒感に、下落。

カタールのエネルギー担当国務相は英紙のインタビューで、戦争が続いた場合、原油価格が150ドルに達する可能性を警告した。

(Horiko Capital Management LLC)

■NY為替:米2月雇用統計は低調&原油2年半ぶりの高値でスタグフレーション懸念

6日のニューヨーク外為市場でドル・円は157円40銭まで下落後、158円09銭まで上昇し、157円82銭で引けた。米雇用統計が予想外に弱い結果となり、ドル売りが強まった。その後、トランプ大統領の発言でイラン戦争の長期化による供給不足懸念に原油価格が高騰すると一時ドル買いに転じた。同時に、スタグフレーション観測も強まり長期金利が低下するとドルは伸び悩んだ。

ユーロ・ドルは1.1546ドルへ下落後、1.1621ドルまで反発し、1.1617ドルで引けた。ユーロ・円は182円38銭まで下落後、183円38銭まで反発。ポンド・ドルは1.3324ドルから1.3410ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.7824フランから0.7758フランへ下落した。

■NY原油:大幅続伸、2023年9月以来となる92ドル台

6日のNY原油先物4月限は大幅続伸。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比+9.89ドル(+12.21%)の90.90ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは78.24-92.61ドル。中東紛争の長期化やホルムズ海峡の封鎖を懸念した買いが一段と強まり、米国市場の後半にかけて2023年9月以来となる92.61ドルまで急騰した。通常取引終了後の時間外取引では主に91ドルを挟んだ水準で推移。

■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC) 48.64ドル -1.17ドル(-2.34%)

モルガン・スタンレー(MS) 160.27ドル -2.28ドル(-1.40%)

ゴールドマン・サックス(GS)821.42ドル -14.04ドル(-1.68%)

インテル(INTC) 43.42ドル -2.53ドル(-5.50%)

アップル(AAPL) 257.46ドル -2.83ドル(-1.08%)

アルファベット(GOOG) 298.30ドル -2.61ドル(-0.86%)

メタ(META) 644.86ドル -15.71ドル(-2.37%)

キャタピラー(CAT) 680.90ドル -25.18ドル(-3.56%)

アルコア(AA) 59.65ドル -0.73ドル(-1.20%)

ウォルマート(WMT) 123.80ドル +0.49ドル(+0.39%)

《YY》

提供:フィスコ

関連記事: