宿泊費2万円から半額以下に…中国人団体客が消えた鎌倉・京都の今 上野のパンダも中国へ「パンダ外交」は途絶えるか?【サンデーモーニング】
日本に残っている最後のパンダが2026年1月、中国に返還されることが決まりました。中国からの旅行者が減り、観光地では異変も起きています。 【写真で見る】京都駅周辺のホテルの宿泊料金 1万円以下がずらり ■京都のホテルは1万円以下に 中国からの渡航自粛1か月 中国人の観光客に人気の街、東京‧銀座。この週末も、外国人の姿が多くみられます。 中国語を話している人に話を聞いてみると、ほとんどが香港からの観光客。中国本土から来たという人は、なかなか見つかりません。 中国人観光客に人気の街・鎌倉では... 鎌倉小町商店会 今雅史 会長 「個人の客はまだ多い。象徴的なのが、団体の中国の人たちが減ってきた」 多い時で、外国人客の7割ほどが中国人だったというお店では... 鎌倉蒟蒻しゃぼん スタッフ 「(売り上げの)減少率は結構高いと思う。来年2月に春節があると思うが、そこまで⻑引いてくると影響は大きい」 国内屈指の観光地・京都では、宿泊施設に異変が起きていました。外国人旅行客の急増などで宿泊料金が高騰し、主要ホテルでの客室単価は平均で1泊2万円を超えていましたが... 東京からの観光客 「2泊で1万円ちょっと。安いと思った」 例えば京都駅周辺のホテルの22日(月)の宿泊料金を見てみると、1万円以下がずらり。団体客に人気のホテルが、相次ぐキャンセルで値下げしていると見られます。 ■香港でも“警戒要請”も「私たちと関係ない」 実際、日本を訪れる中国人はどれぐらい減っているのでしょうか。 まず2024年の数字を見ると、10月と11月を比べると、中国人旅行客の数はほとんど変わりません。ところが2025年は、11月が10月と比べ2割ほど、16万人も減少しているのです。 中国政府が渡航自粛を呼びかけたのが、11月14日。半月だけで、キャンセルが多く出た可能性もあります。 一方、中国本土ほど影響を受けていないのが、香港からの観光客。香港でも日本への渡航に関する“警戒要請”が出ているそうですが... 香港からの観光客 「(Q.渡航警戒要請が出た中で、日本に来た理由は)それは私たちと関係ない、政治的なことと私は関係ない」