2025年2月12日は満月!その後金星の明るさが最大になるぞ!

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 お待たせしました、カラパイア満月速報の時間です。2025年2回目を迎える満月は12日(水)にやってくる。

 毎日夕方から夜にかけて散歩をしているのだが、この時期は空気が澄んでいるので月や星がとってもきれいだ。しかも月の位置も高いところにあるので見つけやすい。

 立春を超えても寒い日が続くけど、防寒対策をばっちりして10分くらい外を歩けば体も温まってくる。毎月の満月を「月詣」することで、心と体をリフレッシュだ。

 満月後の2月15日、西の空には「宵の明星」として輝いている金星が最高光度になるので、こっちも見逃せないぞ!

 2月の満月は、アメリカ先住民の間で「スノームーン」と呼ばれていた。この時期は冬の寒さが厳しく、北米で最も雪が降るためだ。

この満月には他にも「ハンガームーン(飢餓月)」や「ストームムーン(嵐の月)」などの異名がある。厳冬期には狩猟や農作業が難しくなり、食糧が不足しやすかった。また、厳しい寒波や雪嵐が多かったことから、こうした名前がつけられたのだ。

この画像を大きなサイズで見るimage credit:Unsplash / Kym MacKinnon

 今回の満月は、2月12日(水)に最大となる。ちょうどこの時、冬の星座が夜空を彩り、オリオン座やふたご座、ぎょしゃ座などが美しく輝いている。

満月の最大:2月12日(水)22時54分観測に適した日時:2月12日の月の出から、2月13日の月入りまで

 日の入り後は東の空に注目しよう、夜にかけて南の方角に移動するが、この時期の満月は高い位置にあるので顔を上にあげて探してみよう。それから西へと移動し、翌朝に沈んでいく。

 日の入り直後、地平線近くにある月は大きく見える「錯視効果」が楽しめる。

 月の出入り時刻は、日本全国で若干の異なりがあるので、以下のサイトで地名と日時を選択して「計算」を押して確認してみよう。

月の出月の入り(日本地名選択) – 高精度計算サイト

この画像を大きなサイズで見るImage by Jens Zieschank from Pixabay

 さらに今月はもう1つの楽しみがある。2月15日(土)の日の入りから1時間後(東京だと18時23分頃)、西の空で金星が最大光度を迎える。

 その明るさはマイナス4.9等級と1等星の100倍以上の明るさだ。

 金星は「宵の明星」として知られ、太陽や月を除けば、地球から見える最も明るい天体の一つだ。特に2月はその光度が最大になるため、肉眼でもはっきりと確認できる。

 金星も地球と同じで太陽を公転しており、約1年7カ月の周期で満ち欠けを繰り返している。最大光度時に金星を望遠鏡で観察すると、三日月のように欠けて見える。

この画像を大きなサイズで見る国立天文台

 その他2月の天体情報は国立天文台のYoutubeチャンネルを要チェックだ。

 今回の満月は「しし座」で起こるため、しし座が司る「自己表現」「創造性」「自信」がテーマとなる。満月の光を浴びながら、自分の目標を明確にし、新しい挑戦に向けた準備をするのに良いタイミングだ。

 また、しし座は華やかさやカリスマ性を象徴する星座でもある。自分にとって短所だと思っているところは、見方を変えれば大きな強みであり長所に転じることもある。

 ありのままの自分を受け入れ、自信を持って堂々と振る舞うことで、新たな可能性が広がるかもしれない。

追記:(2025/02/11)本文を一部訂正しました。

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