実家は「固定電話」をいまだに使っています。来年4月から「年2640円」値上げされるそうですし、これを機に“解約すべき”でしょうか? 契約のメリットも解説

固定電話の回線には次の3種類があります。 ・メタル回線:従来型のメタルケーブルを使った電話回線 ・光回線:光ファイバーを使う回線(ひかり電話など) ・ワイヤレス固定電話:携帯電話の通信網を利用 今回、NTT東日本と西日本が発表した値上げの対象は、このうちメタル回線を使う固定電話であり、光回線やワイヤレス固定電話は対象外です。具体的な値上げ額は、住宅用で月220円、事務用で月330円です。 住宅用固定電話の基本料金は、回線設備の違いにより複数の区分がありますが、最も利用が多い「3級取扱所」という区分では、現在月1870円の基本料金が2090円(付帯サービスなしの場合)になります。 また、NTTは老朽化が進むメタル回線を2035年度までに段階的に廃止する計画です。維持管理コストの増加や部品の調達難が背景にあり、光回線やワイヤレス固定電話などの次世代サービスへの移行を進める方針です。

先ほど解説した通り、回線の種類によっては値上げやサービス終了が見込まれる一方で、固定電話を契約することにはいくつかのメリットがあります。代表的なものをあげると次のとおりです。 ・停電時でも通話が可能な機種があり、災害時の連絡手段として安心できる ・緊急通報時(110番、119番)に、位置情報が自動的に伝わるので通報しやすい ・長年使ってきた電話番号を維持できるため、連絡先を変更する手間が省ける 高齢者世帯や防災対策を重視する家庭で解約を検討する場合、これらのメリットも含めて、総合的に判断することが必要です。


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2026年4月からの値上げにより、メタル回線を利用する住宅用固定電話では、月220円、年間で2640円の固定費増となることが見込まれます。大きな負担ではないと感じる人もいるかもしれませんが、固定電話をほとんど使用していない場合や、スマートフォンで代替できる家庭では、契約を見直すチャンスともいえます。 一方、防災面での安心感や緊急通報の利便性など、固定電話ならではの価値も残っています。今回の値上げをきっかけに、現在の利用状況をふまえ、契約を継続するかどうかを改めて考えてみてはいかがでしょうか。 出典 総務省 令和6年通信利用動向調査の結果 NTT東日本株式会社 今後の固定電話サービスについて NTT東日本株式会社 加入電話の回線使用料の改定について NTT西日本株式会社 「加入電話」「加入電話・ライトプラン」の基本料金改定について 執筆者 : 東雲悠太 FP2級、日商簿記3級、管理栄養士

ファイナンシャルフィールド編集部

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