【独自分析】北朝鮮“海軍強化の実態” 衛星写真から見る急速な増強 専門家「ロシアの技術支援があったと見るべき」 日本への脅威は……【バンキシャ!】

米国のシンクタンクなどによると、駆逐艦のチェヒョンは、核弾頭を搭載したミサイルの発射が可能とされていて、最新鋭のレーダーなどが搭載されているという。今年2月、同じ南浦市の別の場所で「チェヒョン」を捉えた写真を見ると――。記者「近くには黄色いクレーン、緑の屋根の長い建物があります」専門家は、ここが駆逐艦を建造する拠点だと指摘する。安全保障ジャーナリスト・吉永ケンジ氏

「緑の屋根の建屋は駆逐艦建造の専用の工場になっていると思います」

建物をよく見ると、白い壁に赤のラインが入っているのがわかる。

2025年、北朝鮮にとって3隻目となる駆逐艦の建造開始のとき行われた決起集会の様子。そばにある建物の壁には、写真と同じように赤いライン。黄色のクレーンも確認できる。

ではこの建物は、いつできたものなのか。2024年3月に撮影されたこの場所の衛星写真。このとき、建造が行われているとみられる緑の屋根の建物はまだない。しかし、1年3か月後の2025年6月になると、建物が完成している。他にも岸壁や周囲の施設の整備も進んでいる。

チェヒョンとみられる駆逐艦が海上にあることから、少なくとも1年3か月の間に、造船所の建設から駆逐艦の建造までを済ませた可能性がある。

最新鋭の装備も搭載された駆逐艦を、なぜここまで早く建造することができたのか。吉永ケンジ氏「西側の最新鋭の船と変わらないようなものをつくるのには相当飛躍がありますので、おそらくロシアからの技術支援なり技術指導なりがあった、そう見るべきだと思います」

ウクライナとの戦闘に派兵するなど、軍事的な協力を深めている北朝鮮とロシア。海軍力の増強の面でも、ロシアが支援しているのではと指摘した。

次に入手したのは、日本海側の港町、新浦(シンポ)を撮影した衛星写真。一見、軍事施設はないように見えるが、ここは――?吉永ケンジ氏「潜水艦の建造工場になります」

2025年12月、金総書記が『原子力潜水艦』の建造現場とされる場所を視察した際の写真では、屋根にある窓の特徴が、衛星写真と同じように見える。

関連記事: