【○虎将トーク】阪神・藤川監督、交代小幡は「もう少し待ってもらいたい」99S岩崎にはファンに「健康であることを願ってもらい」

試合後、阪神・伊原陵人とタッチする藤川球児監督=甲子園球場(撮影・中井誠)

(セ・リーグ、阪神1ー0中日、7回戦、中日4勝3敗、11日、甲子園)阪神がリーグ最速20勝で首位を堅持。一回2死一塁で佐藤輝明内野手(26)の右越え二塁打で挙げた先制点を5投手の無失点継投で守り抜いた。D1位・伊原陵人投手(24)=NTT西日本=は5回⅔を投げて、2勝目(1敗)。伊原降板後の六回2死一、三塁の窮地を湯浅京己投手(25)がしのいだ。九回を締めた岩崎優投手(33)は通算99セーブ目。また4月20日広島戦(甲子園)から18戦連続スタメンの小幡竜平内野手(24)が2安打を放った後、六回の守備から交代し、木浪聖也内野手(30)が就いた。2戦連続ゼロ封勝利のチームは3カード連続勝ち越しで、貯金は最多タイの「6」。藤川球児監督(44)の主な一問一答は以下の通り(成績=20勝14敗1分、観衆=4万2597人)。

★テレビインタビュー編

ーー初回の1点を守り切った

「(2-0勝利の)昨日と同じようなスタートだったんですけれど、みんな頑張ってくれましたね」

ーー佐藤輝の調子は

「アウトになっている打球も非常に低いライナーといいますかね。打球はよく飛びますけどね。状態良くやってくれていると思います」

ーー成長は

「ファンの皆さんの方が詳しいと思いますし、自分は彼が丁寧にやる姿とか、勝負を仕掛けるような打撃とか、我慢とか、たくさんのことをゲームの中でやっている姿を見ていますからね。まだまだでも、これからですね」

ーー伊原の投球について

「昨日同様にドラゴンズの打線が積極的に来ていましたから、思っている球数よりもですね、展開的なところでも、こちらの1点というのもありますから、一気に動き出す可能性もあったんですけど、伊原を含めて、その後のピッチャーがよくつないでくれましたね」

ーー伊原の魅力は?

「ボールが低めに集まる。それからコントロール。これは必要なところ。彼がここまでアマチュアで積んできた経験等がプロの世界でいきなりでも戦えるという、そのあたりは、さすがだなと思いながらいつも見てますね」

ーー及川のピッチング

「素晴らしい状態ですけど、あくまで全てのピースが揃って初めてゲームができますから、石井が戻ってきたこと含めて、まだまだ駒がほしいですね。素晴らしい一人一人の選手なんですけど、その選手たちの総合力でいきますから」

ーー岩崎が99セーブ目

「ファンの皆さんにも健康であることを願ってもらいたいなと。ほんとに長いキャリアよくやってくれてると思います」

ーー母の日でピンク色が印象的で、いつもと違うモチベーションはあったか

「『お母さんの日だ!』と言いながらプレー楽しんでやってましたし、私に関しては妻に最近連絡取れてないなとか、母親に対してもですね、なかなか連絡できてないなとか思いながらでしたけど、今日の勝利で少しほっとして、報告しようかなと思いますね。個人的なところですけどね」

ーー今後の意気込み

「軌道にまた乗せなければいけないところが来てますから、丁寧に、日々丁寧に、来週もまた頑張って行きたいと思います」

★囲み編

ーー六回の交代は

「湯浅がよく頑張ってくれたというところと、うまく投げてくれましたね。湯浅がね」

ーー塁は一つ空いていた。どうアウトをとるか

「彼の経験等々含めてね。出たとこ勝負なように見えるけど、たくさんの彼の経験がありますから。そのあたりが生きたんじゃないですかね」

ーー石井も復帰。また安心

「シーズンが始まっていますからね。彼のコンディションもそうなんですけれど、チームのバランスとして非常に大きな。誰が欠けても困るという状態ですけど、その間に誰かが良くなったのか、まだまだ探さないといけないのか。チームの課題でもありますね」

ーー途中交代の小幡はアクシデント

「また改めてになるかなと。もう少し待ってもらいたいかなと。本人と話せていないので、トレーナーから何かあるかもしれないです」

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