「売れないBEV」から一転!? bZ4Xがわずか2カ月で1万1000台受注! トレイルシーカーも絶好調な理由とは

 日本での人気がいまいちパッとしなかったBEVだが、2025年から2026年にかけて、ようやくエンジンがかかって……いや、モーターが回ってきているようだ。ここでは、受注台数を大きく伸ばした2台のBEVのヒットの秘密を探っていこう。※本稿は2026年6月のものです文:岡本幸一郎/写真:スバル、トヨタ、ベストカー編集部

初出:『ベストカー』2026年7月26日号

【画像ギャラリー】スバルの新型SUVめちゃカッコいいじゃん!! 爆速BEV「トレイルシーカー」と「bZ4X」の内外装をじっくり見る(16枚)

スバル トレイルシーカー 初期受注台数:1962台(月販目標台数:250台)。価格:539万〜638万円。4WDモデルは前後に227psを発揮するパワフルなモーターを搭載。ET-SSでのみFFを選択可能

 ソルテラのステーションワゴン版であり、その商品コンセプトは日常でも非日常でも使いやすい実用SUVだ。スバルのアドベンチャーをBEVで実現したモデルであり、その魅力がダイレクトに伝わったんだと思う。

 性能面では、AWD車のリアモーター出力がソルテラの88kWから167kWとされ、システム最大出力が252kWから280kWへと大幅に向上しているのがポイントだ。

 これにより0-100km/h加速もわずか4.4秒と、かなりの速さを実現。この価格帯でこれほどの性能のクルマが買えるということ自体もなかなか驚きだ。

 もうひとつ凄いのが足の長さ。高効率パワーユニットと74.7kWhの大容量バッテリーにより、ゆとりのある航続距離を実現しており、FWD車なら最大で734kmにも達している。

トヨタ bZ4X 一部改良から2カ月で1万1000台受注。価格:480万〜640万円。グレードはGとZを設定。4WDは上位グレードのZでのみ選択可能

 当初はパッとしなかったのに、いきなりその実力が認められて人気車になった。

 その背景では、折に触れて地道に改良を施してきたことや、リース販売だけでなく通常販売にも対応したことなどが効いていそうだ。

 さらに、2025年10月のビッグマイナーチェンジで実力が劇的に向上した。航続距離が大幅に延びており、最大で746km(2WD車)に達した。

 また、冬期の利用に関する充電性能の改善が図られたことも大きい。加えて、動的質感が大幅に高められたことも無視できない。

 装備面ではソルテラと同様、最新のディスプレイオーディオへと刷新されたのも魅力的だ。

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