【速報中】アサド氏がモスクワ到着、亡命認められる ロシア国営通信
速報中28分前に更新
内戦下にあるシリアの反体制派は8日、首都ダマスカスに進攻し、「ダマスカスが解放された」と宣言しました。ロシア国営タス通信は同日夜、ロシア大統領府筋の話として、シリア大統領を辞任したアサド氏がモスクワに到着し、亡命を認められたと伝えました。バイデン米大統領は緊急会見し、シリアの人々にとって「誇り高い国のためにより良き未来を築く歴史的な機会だ」と述べました。タイムラインで速報します。
サウジアラビア外務省は8日、シリア情勢をめぐり、「シリア国民とその選択に対する揺るぎない支援を再確認する」とする声明を出した。「シリアの統一と結束」が国内の混乱を防ぐ上で重要だと訴えた。
声明では「シリアにおける急速な展開を注視している」としたうえで「シリア国民の安全を確保し、流血を防ぎ、シリアの国家機関と能力を維持するための前向きな措置を評価する」と述べた。
サウジアラビアは2011年、アサド政権との関係を断絶。シリア内戦では反体制派を支援してきた。一方で、アサド政権との和解も進め、23年には関係正常化に至っていた。
02:26(ダマスカス8日20:26)
シリア反体制派の大規模攻勢 900人超死亡
シリアで反体制派が大規模な攻勢を11月27日に開始して以降、900人超が死亡し、うち約140人が民間人だった。AFP通信が、シリア人権監視団(SOHR)による情報として伝えた。
報道によると、11月27日以降で910人が死亡。このうち138人が民間人、380人がアサド政権軍やその支援をする戦闘員、392人が反体制派という。
03:40(ワシントン8日13:40)
バイデン米大統領、ロシアやイランは「忌まわしい政権を守れず」
米国のバイデン大統領は8日、ホワイトハウスで緊急の会見を開き、「長い間苦しんできたシリアの人々にとって、誇り高き国のためにより良い未来を築く歴史的な機会だ」と語った。
アサド政権を支援してきたロシアやイランについて「ロシアもイランも(レバノンのイスラム教シーア派組織の)ヒズボラも、シリアの忌まわしい政権を守ることができなかった」と指摘。その上で「独立した主権を持つシリアへの移行を確立するため、すべてのシリアのグループと協力していく」と述べた。
ロシア国営タス通信は8日、ロシア大統領府の情報筋の話として、ロシア政府高官がシリアの反体制派の代表者と接触している、と伝えた。シリア領内のロシア軍基地と、大使館などの外交機関の安全が保証されているという。
ロシアは2015年にシリアに軍事介入し、支援するアサド政権軍と反政権派への空爆などを行ってきた。だが、情報筋は、「国連主導の平和交渉を再開する必要がある」との考えを示し、「シリア国民の利益と、ロシアとシリアの関係発展のため、政治的な対話の継続を望む」と期待を示した。
ロシア国営タス通信は8日、ロシア大統領府の情報筋の話として、シリア大統領を辞任したアサド氏がモスクワに到着し、亡命を認められたと報道した。情報筋は「アサド氏と家族がモスクワに到着した。ロシアは人道的に判断し、亡命を認めた」と述べたという。
国連のグテーレス事務総長は8日、「14年にわたる残虐な戦争と独裁政権の崩壊を経て、きょう、シリアの人々は安定した平和な未来を築く歴史的な機会をつかむことができる」とする声明を出した。
シリアの将来については「シリア人が決めるべき問題だ」と指摘。さらに「すべてのシリア人の権利を守りつつ、冷静さと暴力の回避を改めて呼びかける」とした。
00:05(ロンドン8日15:16)
英首相 アサド政権崩壊を歓迎
英国のスターマー首相は8日…