【○虎将トーク】阪神・藤川監督、大山弾に「いつか打つって、そんなもん」テーマのチーム作りは「テンテンテンというところ」

延長十回、勝ち越し弾の阪神・大山悠輔を迎える藤川球児監督=横浜スタジアム(撮影・荒木孝雄)

(セ・リーグ、DeNA2ー3阪神=延長十回、5回戦、2勝2敗1分、23日、横浜)延長戦を制した阪神が2023年8月以来のビジター7連勝で、初の貯金3とした。十回、山﨑康晃投手(32)から大山悠輔内野手(30)が開幕85打席目にして初本塁打を左翼スタンドに運んだ。6日巨人戦(東京D)以来の先発となった門別啓人投手(20)は5回⅓を投げ、3安打3四球1死球2失点。九回の窮地をしのいだ島本浩也投手(32)が初勝利。岩崎優投手(33)は球団単独3位の97S目。無安打の佐藤輝明内野手(26)は3三振。2度目の3連勝を飾った藤川球児監督(44)の主な一問一答は以下の通り(成績=11勝8敗1分、観衆=3万3589人)。

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ーー大山が大きな一発を放った

「うん、まあ、これからでしょうね」

ーーこの一本がきっかけになれば

「いつか打つって、そんなもん。別に何も気にしていないですね」

ーー救援陣も粘ってゲームを運んだ

「そうですね。チームを一つにまとめているという意味では、非常に、全体としては粘り強い、いいゲームができたと思いますね」

ーーこういう試合を勝ち切れたことは中継ぎ陣の頼もしさを感じる

「うん、やっぱり徐々に、手放しで喜んではいけないですけど、形作りというところでは、テンテンテン(…)というところですね」

ーー門別は序盤にいい形で投げた中で、六回途中降板

「そうですね、ギアを上げてくるのかな、というところの六回でしたけど、まだまだ若いので、あそこの辺りはチャレンジをさせなければいけないですよね。これはやっぱり、チームももちろんですけど、プロ野球選手として、彼がこれから素晴らしい投手になっていくためには、5回で降板をして勝つというのは、それはそのキャリアではないので。またチャレンジしてもらうし、それを抜けた時にファンのみなさんには、『門別が成長した』と思ってもらえる瞬間を期待してもらえると思いますね」

ーー五回から四球が増え始めたのは、序盤からのペース配分が関係するか

「野球は難しいです。そういうことです。なかなか一足飛ばしではいかないので、良い経験だと思います」

ーー一回の先制劇は機動力が絡んだ

「たまたまですね」

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