ROC発表!! クーペボディはそのままに全長12cm拡大!! これでT
/ 新型車紹介
フォルクスワーゲンの大ヒットSUV「T-ROC」がフルモデルチェンジした。今までのT-ROC、スタイルはカッコイイんだけどボディサイズが微妙だった。4250mmという全長は格下のT-CROSSと10cmしか変わらず、イマイチ押し出し感に欠けたのだ。はたして新型はどうなった!?
文:ベストカーWeb編集部/写真:フォルクスワーゲン
【画像ギャラリー】大量画像! 新型T-ROCをじっくりたっぷり見て!(82枚)新型T-ROC。Rラインエクステリアのオプション装着車だと思われる
早速、新型T-ROCの全長をみてみよう。プレスリリースによれば「先代モデル比+12cm」とのこと。現行が4245~4250mmだから、新型はおよそ4370mmと予想できる。これが大きな意味を持つ。
というのも、これまでのT-ROCは「格上のティグアン(4545mm)より約30cmも短いのに、格下のT-CROSS(4140mm)とは約10cmしか違わない」という微妙な立ち位置だった。
しかし全長が伸びたことで、ティグアンとT-CROSSのちょうど中間的なサイズになった。VW SUVラインナップのバランスがグッと整ったといえる。
スタイル面でも、延長された全長によって伸びやかなフォルムを獲得。クーペライクな後ろ姿はそのままに、ワイド感とダイナミックさを増したデザインが実現した。LEDヘッドライトや、オプションのIQ.LIGHTマトリクスLEDと組み合わされた発光VWロゴは夜間でも存在感抜群。リアの連続LEDバーと赤いVWロゴも印象的だ。
アンビエントライトもマシマシ。シフトダイヤルはそれ自体が発光する
新型T-ROCは欧州市場ではハイブリッド専用モデルとして登場。まずは48Vマイルドハイブリッドの1.5 eTSI(116ps仕様と150ps仕様が存在)がラインナップされ、7速DSGを組み合わせる。将来的には新開発のフルハイブリッドや2.0L TSIマイルドハイブリッドの4MOTION、そして最強版「T-ROC R」も加わる予定だ。
そして気になるのは価格。本国ドイツでは3万845ユーロ(約525万円)からと発表されている。これを日本市場にあてはめてみると、現行T-ROC日本仕様のベースモデルよりおよそ100万円も高く、ティグアンの基準車すら上回ってしまう。
ドイツでは48Vマイルドハイブリッドが基本だが、おそらく日本仕様は現行T-ROCと同じ1.5L直噴ターボがベースになるのではなかろうか。なんとか現行モデル並みのプライスを維持してほしいところだが、この辺りは日本仕様の発表を楽しみに待ちたい!