NECが社員逮捕で謝罪、就活生に性的暴行の疑い。採用ルール見直し「飲酒禁止」発表

NECは1月14日、自社社員の逮捕について発表した。

編集部撮影

NEC(日本電気)は1月14日、就職活動中の学生に対し、自社社員が卑猥な行為をしたとして逮捕されたと発表した。

報道によると、会社のインターンシップに参加していた20代の女子大学生に対し、「就活の相談に乗る」と言って喫茶店で会った後、居酒屋で深夜まで飲酒し、学生の自宅に上がり込んで性的暴行をした疑いで逮捕されたと報じられていた(就活生に性的暴行の疑い 大手メーカーの社員逮捕 容疑を否認、NHK)。

NECは「社員が逮捕されたことは大変遺憾であり、被害に遭われた方や関係者の皆様にお詫び申し上げます。当社は当局の捜査に全面的に協力し、当該社員に対しては事実関係を確認した上で厳正な処分を行います」としている。

また今回の事態を受けて採用活動方針を以下のように見直したという。

・1対1での面会は会社施設もしくは大学構内のオープンスペース、オンラインに限定し、1時間以内とする

・対面での面会時間は平日9時から18時の間とする

・飲酒はいかなる場面でも一切禁止

・面会時は面会方法、場所、時間、学生の氏名などを事前に上司および採用担当者に届け出ることとし、スケジューラに公開形式で登録

NECの発表文。

編集部キャプチャ

加えて採用活動全般に関するハラスメント相談窓口も新設した。

就活生へのセクシュアルハラスメントについて政府は、企業に対応を義務づける法改正案を1月から始まる通常国会で提出する見込みだ。

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