「みんなやってるし」でやばすぎる顧客情報をAIに読み込ませる20代新人に驚愕。注意すればハラスメント、放置すれば情報漏洩…40代管理職の苦悩【専門家助言】(FORZA STYLE)

企業の機密情報がSNSやAIを通じて流出するトラブルが後を絶たない。大手金融機関での不適切な情報取り扱いが発覚するなど、もはや「個人のマナー」では済まされない事態となっている。 危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は、現状をこう分析する。

「若年層のSNSに対する心理的ハードルの低さは、上の世代の想像を遥かに超えています。5月1日には、ミスタードーナツの店舗内部情報が映り込んだ画像がネットに流出したという報道もありました」 総務省の調査によれば、主要SNSの若者利用率は約8割。特に、今回の大手金融機関の騒動でも注目された「BeReal(ビーリアル)」は、デジタルネイティブの明暗を浮き彫りにしていると平塚氏は分析する。 「BeRealは加工なしの日常を、通知から2分以内に投稿しなければならないルールです。それが当たり前の彼らににとって、目の前の光景を切り取って共有するのは、呼吸に近い日常の動作です。言い換えるなら、社内ルールよりもSNSの作法のほうが、ずっと深く身体に染み付いている。その結果、悪意はなくとも無意識に境界線を超えてしまうのではないでしょうか」 こうしたリテラシーの温度差は、職場にも深い溝を作っている。都内の企業で教育担当を務める百田美智さん(仮名・45歳)は、新人社員の指導に頭を抱える一人だ。 「SNSやAIを信じ込みすぎているというか……便利さとリスクが表裏一体であることを、どうしても理解してもらえないんです。自分も子を持つ親として、我が子もこうなってしまうのかと戦々恐々としています」 百田さんの会社では、情報セキュリティの観点からAI活用は一部の承認者に限定されている。昨年、新人部下だったA君に「顧客データを含む資料作成」を依頼した際、百田さんは念押ししてAIの使用を禁じた。 しかし、提出された資料は誰が見てもAI特有の言い回し、フォーマットだったと話す。 —AI使用禁止って言わなかった?  ——えー。今どきフォーマットくらい、いいじゃないっすか。何がいけないんすか? 悪びれもせず言い返すA君に、百田さんは「型」を学ぶ重要性を説いたという。 「資料作成は単なる作業ではなく、思考のプロセスそのものなんですよね。自分で考えることに意味がある。それを丸投げするなら、自分でやった方が早いわけで…。何より恐ろしかったのは、情報漏洩の観点。顧客情報が記載されていたので、念の為、聞いたんです」 —まさか、外に出たらヤバい顧客情報、読み込ませてないよね? —あー。手で打ちましたよ、そこだけ。 —……本当に?その顧客情報バラすのヤバくない?読み込ませたら情報漏洩になるのよ?  —大袈裟じゃないっすか? みんなやってるし。 「手打ちした」という言葉すら、もはや信じられない。AIの履歴を精査するわけにもいかず、百田さんの不信感は募るばかりだったという。さらに、A君の「危機管理の甘さ」が招いた悲劇は、これだけでは終わらなかった。 「この後、A君はさらなる問題を引き起こしました。今年の新人にも似たようなタイプがいて、正直、もう教育担当を辞めたい……」 【関連記事】「やっぱりか…」機密情報もAI丸投げの20代部下が突然消えた朝。40代管理職が学んだ一緒に仕事がしたくない若者の「ある」特徴 ※本記事で使用している写真はイメージです。 【取材協力】危機管理コンサルタント|平塚俊樹氏 【聞き手・文・編集】河本美乃里 PHOTO:Getty Images【出典】総務省|令和7年情報通信白書

FORZA STYLE
*******
****************************************************************************
*******
****************************************************************************

関連記事: