ゼレンスキー氏「事態正す時」、平和構築へトランプ氏と連携の用意
ウクライナのゼレンスキー大統領は4日、「事態を正す時が来た」と述べ、トランプ米大統領のリーダーシップの下、恒久的な平和の構築に向け取り組む用意があると表明した。写真は2月、米ホワイトハウスで撮影(2025年 ロイター/Brian Snyder)
[キーウ 4日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は4日、「事態を正す時が来た」と述べ、トランプ米大統領のリーダーシップの下、恒久的な平和の構築に向け取り組む用意があると表明した。
ゼレンスキー大統領はXへの投稿で、先週ホワイトハウスで行われたトランプ大統領との会談での衝突について、「会談が予定通り進まず、このような結果となったことは遺憾」と述べた。
その上で「今こそ事態を正すべき時だ。今後の協力とコミュニケーションが建設的なものになることを望む」とし、「トランプ大統領の強力な指導力の下で、永続的な平和を実現するために協力する用意がある」とした。
その上で、ウクライナは米国との今後の協力と対話に関心があると改めて表明。「ウクライナの主権と独立の維持のために米国が実施してきた多大な支援を心からありがたく思っている」とし、「誰も終わりのない戦争を望んでいない。ウクライナには恒久的な平和の実現に向け、可能な限り早期に交渉の席に着く用意がある。ウクライナ国民以上に平和を望んでいる者はいない」とした。
米ホワイトハウス当局者は3日、トランプ大統領がウクライナへの全ての軍事支援を一時停止したと表明。ゼレンスキー氏はこの日のコメントでこの点には触れていない。
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