CarPlayすごい! 20年ぶりにクルマを替えたら未来が来てました!
クルマを買い換えました。2004年に購入した「トヨタ・シエンタ」は車齢20年を超え、塗装や照明まわりもそろそろ限界という雰囲気になっていました。家族構成の変化もあってダウンサイジングを決め、「ダイハツ・ムーヴ」に乗り換えたのです。
以前のシエンタではカーナビを使っていましたが、今回のムーヴには「スマホ連携ディスプレイオーディオ」を搭載しました。これはナビ機能そのものは持たず、スマートフォンのアプリを画面に表示して操作するタイプのものです。
iPhoneをクルマにつなぐと「Apple CarPlay」という仕組みで、iPhoneの地図や通話アプリを車のディスプレイに表示でき、音声もスピーカーから出せます(Androidスマホの場合はAndroid Auto)。いまやナビはスマホアプリで十分代替できますし、コストも少し抑えられます。
そして……納車後すぐにiPhoneのカーナビ・ディスプレイオーディオ対応機能であるApple CarPlayを試したのですが、これが想像以上に便利でした!
や、本当に便利なんです。とある統計では「対応機器は持っているけど実際は使っていない人が4割近い」という数字もあるようですが、正直「なんで!?」と思ってしまうレベルに。
まずイケてる、と思ったのは、音声での操作です。ムーヴのハンドルにはマイクボタンが付いていて、これを押すとCarPlay経由でSiriが呼び出せます。「Hey Siri、マクドナルド行きたい」と話しかければ「一番近くのマクドナルドは○○店です。ルートを案内します」と返して、マップを表示、目的地をマクドナルドに設定してくれます。
“車が(ちゃんと)返事して機能してくれる”という体験は、未来感すごいです。いや、過去にも結構音声認識の機能を持ったクルマは存在した記憶はありますけどね、2000年辺りから。でも、こんなにちゃんと機能してた覚えはないです。記憶にあるのは、「いくぜKITT!」、「OK、マイケル」とか……いや、さすがにムーヴは空飛べませんけど。
他にも、CarPlayでLINE通話を呼び出したり、メッセージを読み上げたり、YouTube Musicを再生させたりしてみましたが、ちゃんと機能します。素晴らしい。必要な操作は音声で済むことが多く、運転中でも「ちょっと話しかけるだけ」で目的の操作に到達できるところが非常に良くできていると感じました。
まぁ、Siriがいけるってことは、iPhoneのかなりの機能(標準機能は特に)いけるということでもありますからね……(ただ、YouTube Musicより、Apple Musicの再生の方が命令も楽なんじゃないかな、という想像はちょっとつきましたが)。
しかも、いまのAIの進化スピードを考えると、Siriもさらに賢くなっていく可能性があるわけです。「クルマの中のアシスタント」は、これからもっと自然で頼もしい存在になるのでは……となんだかワクワクしてしまう、筆者なのでありました。