「15人ほどが群がり、私の服を引き裂いた」「私はこの男の性奴隷になった…」ハマスの元人質女性(25)が明かした監禁中の“惨状”
「『乱暴はされたのか?』なんて誰も聞いてこない。たぶん答えを知るのが怖いから、誰も問い詰めたりしないのよ。……実際、私は監禁中、男たちからあらゆる種類の性暴力を受けたわ」──イスラム組織ハマスの元人質ロミ・ゴネンさん(25)が、自身の体験と恐怖について、公の場で初めて語った。2025年12月25日、2026年1月1日の2回にわたって放送された、イスラエルのテレビ番組「Uvda」内のインタビュー特集で明かした。
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2023年10月7日、当時23歳だったゴネンさんはイスラエル南部で行われていた音楽フェスを訪れていたところ、ハマス戦闘員の急襲に遭い、拉致された。2025年1月に解放されるまで、471日もの間、人質としてパレスチナ自治区ガザ地区で拘束されていたという。大手紙国際部記者が解説する。
「4000人もの若者が訪れていた音楽祭を突然襲ったおぞましい大規模攻撃。死者数は、およそ1200人とされ、生存した261人が人質として拉致されました。ゴネンさんはそのうちの1人。銃撃によって片腕に怪我を負い、ガザ市のアル・シファ病院に連れていかれましたが、その直後から彼女の"悲劇"は始まったそうです」
ゴネンさんは、当時の心境を「あまりの惨状に、まるで幽体離脱をしているような現実味のない感覚だった」と明かした。証言によると、病院のベッドの上で看護師らしき女性に腕を触診されているなか、突然1人の男がゴネンさんの服を引き裂き、また別の男が装飾品を取り外し始めた。ゴネンさんは、「15人ほどが群がって、同時に私に触れていた。やがて彼らは、私の服を全て引き裂いて裸にした」と語った。
「腕を怪我していて、抵抗する力もなかった」
そこから、ゴネンさん曰く「最悪」の日々だったという。前出・大手紙国際部記者が続ける。
「ハマスは人質の監禁場所として、民間人の家や建物を利用したとされています。ゴネンさんも、拘束初期に民家を転々とさせられていました。そして、悲劇は"監禁場所"で繰り返されたのです。
最初の被害は監禁4日目。ハマスの工作員5人によって、ある一軒家に監禁されていたゴネンさんは、医療従事者と称する男が介助の名目でシャワーに付き添った際、暴行を受けたといいます。ゴネンさんは、『腕を怪我していて、抵抗する力もなかった。男は私から全てを奪った』と涙ながらに語りました」(同前)
次の"監禁場所"でも被害は続いた。
「モハメッドという男の家で過ごした16日間は、ゴネンさんにとって"最も過酷な日々"だったそうです。男と寝床を共にさせられ、睡眠中に体をまさぐられ、トイレ中も監視されていたとのことです。
そしてある日、目を覚ますと、ゴネンさんの頭上にモハメッドともう1人の男が立っていたそうです。そして、『ハマスからの連絡で、お前を殺せと言われた。ただ、この家を出るならば生き延びられるようだ』と告げられ、家を出る準備をするよう促されたとのこと。言われるがままトイレへ向かうと、その後をつけてきたモハメッドによって、30分間もの暴行を受けたそうです」(同前)
ゴネンさんは、その時をこのように振り返っている──「恐怖は時として人を麻痺させる。私は嗚咽まじりに泣き続けた。彼は、恍惚状態だった。私の頭の中を駆け巡ったのは、『イスラエルの誰もが、私の生存を信じていない。結局、私はこの男の性奴隷になったのだ』という考えでした」
前出・大手紙国際部記者が語る。
「30分間の暴行が終わると、男はゴネンさんの頭に銃を突きつけて『このことを誰かに話したら、お前を殺す』と脅迫したそうです。今回、ゴネンさんが自身の被害をイスラエルメディアに明かしていますが、ハマス側はこうした疑惑を否定しています。
ガザ地区での戦闘をめぐって、ハマスとイスラエルは双方に意図的なメディア露出をしている側面もあります。我々は発信されている情報を慎重に受け止め、中東の平和のために諸国が考えていくべきでしょう」
ゴネンさんによる勇気ある告白で明かされた被害は、ごく一部に過ぎないとうことなのか──。