初の災害関連死疑い 70代女性が車中泊で熱中症か 2026年熊本地震
熊本県は2日、2026年熊本地震で車中泊していた70代女性が熱中症の疑いで死亡したと発表した。初の災害関連死の可能性がある。この女性と、地震との関連を調査中の2人を含む県内の死者は38人になった。
八代広域消防本部によると、車中泊中に亡くなった女性は7月30日に氷川町で発見された。
また県は、甲佐町で亡くなったベトナム人男性の氏名がチャン・ヴァン・ソンさん(24)=同町中山=で、死因が重症頭部外傷だったと発表した。
被災自治体の報告に基づく市町村別の死者は、八代市20人、嘉島町7人、氷川町4人、宇城市3人、甲佐町1人。
県内の避難者は午後7時時点で21市町の避難所206カ所に8480人が避難している。住家被害は4213戸で、全壊181戸、大規模半壊20戸、半壊225戸、一部破損1771戸などとなっている。
断水は午後2時時点で5市町の約4万6700戸。宇土市と上天草市では解消した。
九州ガス(長崎県諫早市)は、約9千戸で都市ガスの供給が停止している八代市について、3日までに2969戸への供給再開を目指す。管の損傷箇所が多い残りの約5900戸は、復旧に1~2週間程度を要するとした。
鉄道はJR鹿児島線の熊本-宇土が2日、本数を減らして運行を開始。三角線の宇土-三角は通常運行を再開した。
県管理道路は8路線の8カ所で全面通行止めが続く。県道八代鏡宇土線の倒壊建築物は、5カ所のうち3カ所を撤去。残り2カ所も3日午前7時までに撤去予定で、国土交通省は渋滞が続く国道3号の迂回[うかい]路としての利用を呼びかけている。(熊本地震取材班)
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