地球の「磁場と酸素濃度」に関連性、生命の居住可能性に影響を及ぼす可能性 NASA
地球ダイナモと大気中酸素濃度を関連づけている具体的な要因に関しては、研究チームは推測するにとどまっている。例えば、磁場が変動している間の大陸の成長と分裂は、全球的な風化速度に影響を与える可能性がある。風化は大気から酸素を除去する作用だ。生命と地球の大気の間のフィードバックループも考えられる。約3億年前、地球の磁場は異常に強かったが、これは広大な針葉樹林の拡大と酸素生成量の大幅な増加と時期を同じくしている。 研究チームは、今回の相関関係がさらに過去に遡るかどうかを確認するために、より長期間に及ぶデータセットを調査したいと考えている。さらには、現在知られている形態の生命にとって不可欠な窒素などの他の化学物質も今回の変動パターンに従っているかどうかを突き止めるために、過去の存在量に関する調査を実施する予定だ。 今回の論文「Strong link between Earth’s oxygen level and geomagnetic dipole revealed since the last 540 million years」は、学術誌Science Advancesに掲載された。 追加資料とインタビューはNASAから提供された。
David Bressan
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