【中日】5年ぶり7連勝&3位DeNAに7得点快勝で0.5差!細川が逆転V打 ボスラー4安打3打点 マラー6回自責0で本拠地初勝利の3勝目
■プロ野球 中日 7-2 DeNA (19日 バンテリンドーム) 中日は両リーグ最多タイ16度目の逆転勝利で2020年10月以来の7連勝。これで40勝44敗2分の借金4に減らし、3位・DeNAとのゲーム差を「0.5」に縮めた。試合は5回表、先発・マラー(27)が林の適時打などで2点の先制を許す。しかし直後の攻撃で1死満塁からボスラーの2点適時打で同点に。そして6回に再び1死満塁の好機を作ると、細川の2点適時打で逆転に成功し、7回には田中の2点適時打、8回にボスラーの適時打でダメ押した。 マラーは2勝5敗、防御率4.15で今季11度目の先発。DeNA戦は3度目、0勝2敗、防御率7.59は対戦球団別では最も相性が悪いが、この日は1巡目をパーフェクトに抑える立ち上がり。 スタメン野手は1番センター・岡林、2番セカンド・田中、3番ライト・上林、4番レフト・細川、5番ファースト・ボスラー、6番ショート・山本、7番サード・板山、8番キャッチャー・石伊の2戦連続同オーダー。カリステが出場登録され、ベンチスタートとなった。 初回は先頭の岡林が右前安打も後続が内野ゴロに倒れる。2回には先頭のボスラーが右翼線へ二塁打、山本が初球できっちり犠打を決め1死三塁に。板山は二ゴロで2死も石伊、マラーが粘って四球を選び満塁としたが、岡林が中飛で三者残塁に終わると3回は三者凡退。 4回のマラーは先頭の桑原に投内安打でこの試合初めて走者を背負うも、佐野を空振り三振、フォードをセカンド・田中の好守で二ゴロ、牧を見逃し三振に斬る。 その裏、先頭のボスラーが右翼フェンス直撃の二塁打、山本が一塁線へ初球で犠打を決め1死三塁。しかし板山が二ゴロで2死、石伊は申告敬遠で一、三塁もマラーが見逃し三振に倒れ、DeNA先発・ジャクソンの前になかなか先制点を奪えない。 5回表、1死から山本に左前安打、蝦名の二遊間への痛烈な打球をセカンド・田中が逆シングルで捕球し二塁送球も、カバーに入ったショート・山本の捕球ミスでオールセーフに。すると続く8番・林に右翼フェンス直撃の適時二塁打、なお二、三塁で9番・ジャクソンの遊ゴロ間に0-2の先制を許す。 それでもその裏、先頭の岡林が四球、1死から上林、細川の連打で満塁を作ると、この試合2本の二塁打を放っている5番・ボスラー。1ストライクから外角低めのチェンジアップを中前へ弾き返すと、2点適時打となり2-2の同点に追い付く。ボスラーの猛打賞は来日初。 マラーは6回のマウンドへ。2死から牧、宮﨑に連打も山本を右飛に打ち取った。その裏、DeNA3番手・石田裕に対し1死から岡林が二内安打、田中が左中間へ二塁打でチャンスメイクすると、上林は申告敬遠で満塁に。すると続く4番・細川がフルカウントからストレートを泳ぎながらも三遊間を抜ける2点適時打を放ち、4-2と逆転に成功した。 マラーは6回89球、被安打5、奪三振5、無四死球、2失点(自責0)で勝利投手の権利が復活し降板。7回は2番手・藤嶋が2死から代打・井上に右前安打も桑原を三ゴロに仕留め無失点。 するとその裏、DeNA4番手・若松に対し先頭の板山が中前安打を放つと、石伊が投犠打を決め1死二塁。藤嶋の代打・カリステは遊ゴロで2死も、岡林が四球、2番・田中が左翼線へ走者一掃の適時二塁打を放ち6-2に突き放した。 8回は3番手・齋藤が登板し、先頭の佐野に二内安打もフォードを一邪飛で1死。代わった4番手・祖父江が牧に左翼線へ二塁打も宮﨑を遊ゴロ併殺打に打ち取った。 その裏、DeNA5番手・松本凌に対し細川がストレートの四球で出塁し、代走・尾田を起用。ボークで二塁に進むと、ボスラーが中前適時打を弾き返し7-2とダメ押し。 そして最終回は5番手・マルテが5点リードを守り切って試合終了。マラーは本拠地初勝利で3勝目(5敗)。