札幌U-18に激震…倉持卓史監督をパワハラ認定で解任「指導者としてのあり方を著しく欠くもので到底見過ごすことはできない」

 北海道コンサドーレ札幌は10日、北海道コンサドーレ札幌U-18の倉持卓史監督(29)を解任したと発表した。複数のスタッフおよび所属選手にパワーハラスメントに該当する行為が確認されたという。

 倉持氏は札幌のアカデミー出身で近畿大に進学。卒業した19年より札幌のアカデミーに戻って指導者を始め、U-18は24年より担当。25年から監督を務めていた。後任は今季よりU-18担当コーチを務めている遠藤真仁氏(39)が就任する。

 クラブによると、該当案件が発覚後に弁護士を含む調査体制にて事実関係の調査の調査を実施した。期間は3月25日から4月4日までで、倉持監督を含め、アカデミースタッフとU-18所属選手へのヒアリングを行い、その結果、パワーハラスメント行為があったことを認定した。  具体的な行為としては「複数のスタッフに対する威圧的および否定的な言動」「複数の選手に対する過度な身体的接触」があったという。  クラブは「スタッフらに対しては、威圧的かつ敬意を欠く言動により業務環境を悪化させ、多大な心理的負担を与えていた事実を重く受け止めております。また、選手ら自身は指導者との信頼関係に基づき『コミュニケーションの一環』と捉える向きもありました。しかし、クラブとしてはいかなる理由があろうともハラスメント行為を許すことはできません。選手においても立場上の優位性を背景に、そう受け止めざるを得ない心理状態が生じていた可能性があると判断しました」と説明。 「心身の発達段階にある子どもたちに、過度な接触や威圧的な態度をコミュニケーションと誤認させることは、将来の健全な成長に悪影響を及ぼしうるものであり、子どもたち、および共に歩むスタッフに対し、不適切な言動を『指導』や『コミュニケーション』として許容する環境は、組織の健全性を損なうものであり、厳正に対処してまいります」と解任決定の経緯を説明した。  またクラブは再発防止に努めることを強調。代表取締役社長の石水創氏も該当した行為について「指導者としてのあり方を著しく欠くものであり、到底見過ごすことはできません」と断罪すると、「この事態を早期に察知し、是正に導けなかったクラブの管理体制の不足を、経営トップとして極めて重く受け止めております。 今後は二度と同じ事態を起こさぬよう、クラブ全体として指導環境の可視化とガバナンス強化を推し進め、再発防止策を徹底して実行することで経営としての責任を全うしてまいります」と環境改善を約束した。●高円宮杯プリンスリーグ2026特集▶お笑いコンビ「ヤーレンズ」がサッカーをしゃべり倒すポッドキャスト「ボケサカ」は毎週金曜配信

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