スマートウオッチ先駆的存在「ペブル」復活-アップルなどの代替に
Vlad Savov
- ペブル・テクノロジー創設者、新会社を設立し2製品を投入
- アップルウオッチやピクセルウオッチでは満たされない人向け
スマートウオッチのスタートアップ、ペブル・テクノロジーを創設したエリック・ミギコフスキー氏が新会社を設立し、かつての先駆的商品「ペブル」をモデルとする新製品で再びこの市場に帰ってくる。
新会社コア・ デバイシズを設立したミギコフスキー氏は新たなスマートウオッチについて、「皆に売り込もうとしているわけではない。アップルウオッチやピクセルウオッチ、ガーミンでは満たされない人向けだ」とインタビューで語った。
ペブルは2008年に設立。ミニマルでレトロなスタイルの製品で業界のパイオニアの1社となったが、最終的にはアップルなどの高価な製品に抜かれた。
同社は2016年にフィットビットに売却された。フィットビットは、21年に米アルファベット傘下のグーグルが買収しており、業界の統合が進んだ。
コア・ デバイシズは、タッチ機能のない1.26インチのモノクロ画面を備えた149ドル(約2万2000円)の廉価版モデルと、1.5インチで基本色を表示する225ドルの上位版の2製品を用意する。
廉価版「Core 2 Duo」は、16年の「ペブル2」とデザインが非常に似ているが、バッテリーの寿命や内部の部品が改良されている。7月の出荷予定。
上位版「Core Time 2」にはタッチスクリーンや心拍センサーを用意。同社は12月の発売に先立ち詳細を公表予定としている。
コア・ デバイシズは、同社の製品についてアップルウオッチと直接競合するものではないとしている。
原題:Smartwatch Pioneer Pebble Returns With Apple Watch Alternative(抜粋)
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