NY市場サマリー(28日)ドル下落、利回り上昇 株5営業日続伸
<為替> ドルが7月終盤以来、週間で最悪のパフォーマンスとなる見通しとなった。市場では、米連邦準備理事会(FRB)が次回12月会合で追加利下げに踏み切るとの見方が強まっている。
主要通貨に対するドル指数は0.09%安の99.44。週間では0.61%安と、下落率は7月21日以来の大きさとなる見込みとなった。
CMEのフェドウオッチによると、フェデラルファンド(FF)金利先物市場が織り込む次回12月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ確率は87%と、1週間前の71%から上昇している。
円は対ドルで0.14%高の156.09円。
日銀の植田和男総裁は来月1日に講演を予定しており、トレーダーらは同総裁が日銀が12月に開く金融政策決定会合で利上げの可能性を示唆するかどうかに注目している。
ユーロは0.06%高の1.1602ドルとなった。
カナダドルは0.39%高の1米ドル=1.398カナダドル。第3・四半期の国内総生産(GDP)が前期比で予想を大幅に上回ったことを受け、一時上昇幅を拡大した。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは0.38%安の9万1052ドルとなった。
FRB当局者は29日から、対外発言を控える「ブラックアウト」期間に入る。
NY外為市場:
米国債券市場は感謝祭翌日の短縮取引のため、 1900GMT(日本時間29日午前4時)に取引を終了した。
10年債利回りは4.015%と、26日から約2ベーシスポイント(bp)上昇した。
2年債利回りは約1bp上昇の3.491%。
2年債と10年債の利回り格差は小幅拡大し、約52bpとなった。
月間ベースでは、10年債利回りは約8bp、2年債利回りは11bp、5年債利回りは12bp、それぞれ低下。一方、30年債利回りは月間で約2bp上昇した。
CMEのフェドウオッチによると、フェデラルファンド(FF)金利先物市場が織り込む米連邦準備理事会(FRB)が次回12月会合で25bpの利下げを行う確率は87%と、26日の83%から上昇した。
米金融・債券市場:
<株式> 感謝祭翌日の短縮取引で薄商いとなる中、5営業日続伸。感謝祭明けの「ブラックフライデー」セールが始まり、年末商戦が本格化する中、小売株が上昇した。ハイテク株も回復し、相場を支援した。
今週は、12月の追加利下げ観測の高まりが市場心理を支えた。
月間では、ダウとS&Pが小幅な上昇を記録した。
米国株式市場:
<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米利下げ観測の強まりを背景に追随買いが入り、続伸した。中心限月2月物の清算値(終値に相当)は前営業日(26日)比52.60ドル(1.25%)高の1オンス=4254.90ドル。週間では4.30%上昇、月間では6.47%上昇した。
NY貴金属:
<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、地政学的リスクへの警戒感から買いが先行したものの、あと利益確定の売りに押され、小反落となった。米国産標準油種WTIの中心限月1月物の清算値(終値に相当)は、前営業日(26日)比0.10ドル(0.17%)高の1バレル=58.55ドル。 月間では2.43ドル(3.98%)下落。月間でのマイナスは4カ月連続となった。2月物は0.13ドル安の58.29ドルだった。
NYMEXエネルギー:
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