バスケ男子日本代表が韓国遠征2連敗…攻守に後手踏み苦戦、主導権奪えず完敗
4時間前
日本代表では最長となる30分15秒出場したテーブス海[写真]=小永吉陽子
7月13日、韓国の安養室内体育館で『FIBAアジアカップ2025』へ向けた国際強化試合が行われ、日本代表(FIBAランキング21位)は69-84で韓国代表(同53位)に敗戦。77-91で敗れたGAME1に続き2連敗を喫して韓国遠征を終えることになった。
GAME1の完敗から中1日、トム・ホーバスヘッドコーチ率いる日本は、テーブス海、金近廉、ジョシュ・ホーキンソンの3人に加え、同戦でベンチスタートだった中村太地と川島悠翔を先発起用した。
この日も立ち上がりからイヒョンジュンを中心とした韓国の攻めにビハインドを強いられるも、日本はテーブス海とホーキンソンを起点としたオフェンスで応戦。同終盤にはジャン・ローレンス・ハーパージュニアと西田優大の3連続スリーがあったが、攻めきれない場面もあり20-25の5点ビハインドで最初の10分を終えた。
続く第2クォーターも大阪エヴェッサでプレーした経験を持つイヒョンジュンの連続得点で先手を取られ、タイムアウト明けにターンオーバーが出てしまうなど流れに乗りきれない。攻守に噛み合わず後手に回るシーンが散見され、韓国に主導権を握られた展開のまま16点ビハインドの34-50で前半を終えた。
ハーフタイム明けの第3クォーターも、韓国にギャップを突かれるプレーが続き、開始5分ほどで23点差をつけられる苦しい状況に。日本はなんとか流れを変えたいところだったが、GAME1に続き高確率で3ポイントを決める韓国にペイント内でも劣勢を強いられる悪循環。この10分間も10-20と突き放された。
26点差で迎えた最終第4クォーターの入りも攻めきれないオフェンスが続き、落ち着く間もなく連続失点。ジェイコブス晶が3ポイントに豪快なダンクも披露するなど見せ場を作ったものの、大量点差を覆すには至らず15点差で敗れた。
個人スタッツでは、ホーキンソンが23得点17リバウンドでダブルダブルを達成。第4クォーターだけで14得点を挙げたジェイコブスが16得点3リバウンドと2桁得点を記録。司令塔のテーブス海も7得点8アシストを記録した一方で、ターンオーバー4本と韓国の守備網にかかる場面が少なくなかった。
韓国はBリーグでも存在感を示していたイヒョンジュンが前半だけで19得点と大当たりで、ヨジュンソクも試合を通して15得点を記録。GAME1に続き3ポイント成功率36パーセント(12/19本)と日本(25パーセント|10/40本)を上回り、ギャップを突くシンプルなプレーが光った。
日本にとっては新たな試みや新戦力の発掘もかねる調整の舞台ではあるが、これで前週のオランダ代表(同54位)戦もあわせて今夏の強化試合は1勝3敗となった。日本は19日と20日に国内最後の国際強化試合としてLaLa arena TOKYO-BAYでデンマーク代表(同59位)と対戦する。
■試合結果 日本代表 69-84 韓国代表 JPN|20|14|10|25|=69
KOR|25|25|20|14|=84