Sareee&彩羽匠、「クラッシュギャルズ」継承…サプライズ「登場」長与千種&ライオネス飛鳥に誓う「必ずクラッシュギャルズを超えます」…7・14新宿全成績(スポーツ報知)
◆女子プロレス「Sareee―ISM~Chapter8~」(14日、新宿FACE)観衆599(超満員札止め) IWGP女子王者の“太陽神”Sareeeが14日、新宿FACEで主宰大会「Sareee―ISM~Chapter8~」を開催した。 メインイベントでSareeeは、GHC女子王者の彩羽匠との「スパークラッシュ」でスターダムの極悪軍団「H.A.T.E.」の上谷沙弥、刀羅ナツコと対戦した。場外乱戦で劣勢に立たされたSareeeだが、彩羽との匠正拳突きのダブル攻撃で逆襲すると最後は、彩羽がランニングスリーで追い込んだ刀羅を必殺の裏投げ一発で沈め勝利した。 Sareeeは「私たちの完全勝利ですよね」と勝ち誇ると彩羽も「ボチボチだな」と見下した。Sareeeは「あんま悔しそうじゃないじゃん、負けたクセに。てめぇらそんなもんなのかよ!負けがそんなに軽いもんなのかよ!」と挑発すると大乱闘に発展した。 混乱の中で「H.A.T.E」がリングを去ると、サプライズで長与千種とライオネス飛鳥の「クラッシュギャルズ」が登場した。 伝説の2人をリングに招いたSareeeは「本気で何かをつかみたい変えたいと思ってお二人に相談させていただいたところ。快く話を聞いていただいて背中を押してくださいました。本当にありがとうございます」と感謝し彩羽も「お二人が作ってきた時代にはまだまだ敵わないですけど、絶対、自分たち作り上げるし絶対につないでいきます。力を貸してください」と懇願した。 マイクを持った飛鳥は大会前に2人と話し合ったことを明かし「二人の熱い気持ちを聞いて、覚悟が伝わったので、よしわかった!と今日ここに立っています」と切り出すと1980年代に一大ブームを築いた伝説のタッグ「クラッシュギャルズ」の出発と当時の覚悟、苦難を明かし「全てを超えられる覚悟が二人にありますか?」と問いかけると、Sareeeと彩羽は「あります!」と即答した。 マイクを持った長与は「しんどいよ。敵めっちゃ増えるよ。でもそれぐらいじゃないと変えられないかもしれないね。出る杭は打たれるんだけど、出る杭はもっと伸びる」と伝えると飛鳥は「出過ぎた杭は打たれません」とエールを送り長与も「人生かけてください」と激励。そして飛鳥が「クラッシュの継承を認めます!」と認めた。 日本中に女子プロレスブームを巻き起こした「クラッシュギャルズ」のイズムを継承したSareeeは「みなさんにもクラッシュギャルズのお二人にも私は誓います。必ずクラッシュギャルズを超えます」と宣言した。 バックステージでは彩羽が「この時代にこそできなかったこと絶対にある」と明かすと、Sareeeは「私たち別にスターダムでもマリーゴールドでもないんで、そんなこと知ったこっちゃないから」と呼応。さらに彩羽が「IWGPとGHCのチャンピオンなんですけど私たちでしかできないことってあると思うんで私は壁ぶちこわしたい。シングルやりたい」とぶち上げると、Sareeeは「ベルトだってかけてやりたい。ウチらしかできない」と禁断のダブルタイトル戦へ意欲をあらわし「本気でこの女子プロレスもっともっと世間に届けていきたい」と不退転の覚悟を見せた。 ◆7・14新宿全成績 ▼スペシャルタッグマッチ30分1本勝負 ○Sareee、彩羽匠(18分29秒、裏投げ→体固め)上谷沙弥、刀羅ナツコ● ▼シングルマッチ20分1本勝負 ○なつぽい(12分51秒、フェアリング・リング)叶ミク● ▼タッグマッチ20分1本勝負 堀田祐美子、○伊藤薫(13分10秒、ライガーボム→エビ固め)梨杏●、さくらあや ▼シングルマッチ20分1本勝負 ○DASH・チサコ(8分23秒、ホルモンスプラッシュ→片エビ固め)ChiChi● ▼シングルマッチ10分1本勝負 △豊田紗也夏(時間切れ引き分け)花穂ノ利△
報知新聞社