話題株ピックアップ【昼刊】:トヨタ、山岡家、三菱UFJ
■丸千代山岡家 <3399> 6,780円 +580 円 (+9.4%) 11:30現在
丸千代山岡家<3399>は大幅続伸。約1カ月ぶりに上場来高値を更新した。22日取引終了後に株式分割を実施すると発表。8月31日を基準日として1株を2株に分割するとしており、材料視した買いが入っている。これに伴い26年1月期配当予想を年6円から年3円に修正したが、実質的な変更はない。また、株主優待については保有株式数に応じた区分を従来の4つから5つへ増やす(「200株以上500株未満」を新設)。株式分割後の来年1月分から変更を適用する。■日経レバ <1570> 28,970円 +1,770 円 (+6.5%) 11:30現在
NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が急騰。参院選後は米国との関税交渉に焦点が当たっていたが、米国時間22日にトランプ米大統領が自身のSNSで日本への相互関税を15%にすることを発表したことを受け、リスクオン相場が一気に加速する格好となった。日経レバは日経平均に連動する仕組みに組成されたETFで価格変動率が2倍に基本設定されているのが最大の特長。きょうは個人投資家を中心とした短期値幅取り狙いの動きが顕在化した。ここ信用売り残が増加傾向にある一方、信用買い残の整理が進み、直近の信用倍率は1.19倍と拮抗していたこともあって、ショート筋の買い戻しの動きを誘発する格好となった。■三菱UFJ <8306> 2,093.5円 +93.5 円 (+4.7%) 11:30現在
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>が堅調推移。りそなホールディングス<8308>が大幅高となっている。トランプ米大統領が日本時間23日朝、日米両国が関税交渉で合意に達したと表明した。日本国内では生鮮食品を除くコアベースでの消費者物価指数(CPI)が3%を上回るレベルでの推移を続けているものの、日米関税交渉を巡る不確実性から利上げに積極的になれない状況となっている。日米貿易協議が一区切りをつければ、日銀は利上げに踏み切りやすくなるとの思惑もあって、大手行を中心に利ザヤ改善を期待した買いが断続的に入っている。■カネカ <4118> 4,218円 +139 円 (+3.4%) 11:30現在
カネカ<4118>が続伸している。今朝の日本経済新聞電子版が「経済産業省は次世代太陽電池の開発支援の対象を広げる」と報じており、なかで「軽くて曲がる『ペロブスカイト』と太陽光パネルなどを重ねて発電効率を1.5倍程度に高める製品を加える」としたことで、「ペロブスカイト/結晶シリコン」のタンデム型太陽電池の開発を進める同社に思惑的な買いが向かっているようだ。また、この報道を受けて、K&Oエナジーグループ<1663>や伊勢化学工業<4107>、積水化学工業<4204>など他のペロブスカイト太陽電池関連銘柄も堅調な動きとなっている。■コメリ <8218> 3,090円 +75 円 (+2.5%) 11:30現在
コメリ<8218>は急反発した。同社は22日の取引終了後、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.7%増の1092億5300万円、営業利益が同5.8%増の100億700万円、最終利益が同4.9%増の68億8200万円だった。通期の計画に対する最終利益の進捗率は47.1%に上り、買いが集まっている。コメリはホームセンター1229店舗(6月末時点)を展開している。4~6月期は主力カテゴリーである農業資材などの販売が堅調に推移した。加えて、6月は気温が高く、冷房用品や遮光用品の販売が伸長。熱中症対策の義務化によりファン付きウェアが好調に推移した。■西松屋チェーン <7545> 2,162円 +38 円 (+1.8%) 11:30現在
西松屋チェーン<7545>が反発している。22日の取引終了後に発表した7月度(6月21日~7月20日)の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比3.3%増と、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。気温の高い日が続いたことで、夏物衣料の売り上げが好調に推移した。また、育児・服飾雑貨も伸長した。なお、全店売上高は同7.0%増だった。■三菱HCキャピタル <8593> 1,100.5円 +18.5 円 (+1.7%) 11:30現在
三菱HCキャピタル<8593>が3日ぶりに反発している。22日の取引終了後、日本郵船<9101>グループの郵船クルーズが運航する大型新造クルーズ船「飛鳥3」へ、デジタルサイネージとキャビン用テレビのサービスソリューションを提供したと発表しており、好材料視されている。船内共有スペースに設置するデジタルサイネージと全客室に設置するキャビン用テレビ計868台を提供しており、「飛鳥クルーズ」として初の本格的なデジタルサイネージ導入となる。三菱HCキャがデジタルサイネージ及びキャビン向けテレビ機器のリースと保守・構築支援を行うほか、グループ会社のMHCトリプルウィンがコンテンツ配信システムの提供を担い、ワンストップで提供する。客室のテレビや船内各所に設置されたデジタルサイネージを通じて、リアルタイムなイベント告知や運航情報などを提供するとしている。■ステラ ケミファ <4109> 4,125円 +50 円 (+1.2%) 11:30現在
ステラ ケミファ<4109>が反発。22日の取引終了後に提出された変更報告書で、英投資運用会社のニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドとその共同保有者による株式保有割合が21.13%から22.16%に上昇したことが判明し思惑買いが流入している。保有目的は、投資及び経営陣に対する経営の助言並びに重要提案行為などを行うこととしている。報告義務発生日は7月14日となっている。■テンポスHD <2751> 3,370円 +40 円 (+1.2%) 11:30現在
テンポスホールディングス<2751>が反発している。22日の取引終了後、26年4月期の連結業績予想について、売上高を535億円から577億円(前期比22.6%増)へ、営業利益を34億円から34億4000万円(同28.9%増)へ、純利益を21億円から21億4000万円(同3.7%増)へ上方修正したことが好感されている。フードデリバリー事業を主力とするサンライズサービスの完全子会社化により売上高・利益を押し上げる。■トランザクション <7818> 2,468円 -160 円 (-6.1%) 11:30現在 東証プライム 下落率トップ
トランザクション<7818>が急反落。22日取引終了後、既存株主による210万株の売り出しを実施すると発表しており、株式需給の悪化を懸念した売りが優勢となっている。需要状況に応じて上限31万5000株のオーバーアロットメントによる売り出しも行う。売り出し価格は29日から8月4日のいずれかの日に決定する。TOPIXへの組み入れの維持に向け浮動株比率を引き上げることを目的としている。同時に65万株(自己株式を除く発行済み株数の2.25%)、または19億5000万円を上限とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は7月24日から31日までで、取得した自己株式の全ては8月5日に消却する予定だ。■神戸物産 <3038> 4,134円 -91 円 (-2.2%) 11:30現在
神戸物産<3038>は3日続落した。同社は22日の取引終了後、6月度の単独業績について、売上高が前年同月比6.2%増の451億円、経常利益が同42.0%増の40億1300万円となったと発表した。為替予約に関連し、6月末にかけて円安に振れたことを受け、時価評価益を計上したことが経常利益を押し上げる要因となったが、売上高と経常利益の前年比の伸びは5月の水準を下回った。商品別では大容量の低価格品や簡便調理が可能な時短商品などが貢献したとするものの、備蓄米放出による集客効果が食品スーパー全般に期待されていたなかにあって、6月の実績に対して物足りなさが意識されたようだ。■アドバンテスト <6857> 11,335円 -10 円 (-0.1%) 11:30現在
アドバンテスト<6857>が強弱観対立のなかも利益確定売りがやや優勢。株価は前週16日に1万2000円台を回復し新高値を形成したが、その後は上値の重い展開となっている。米国株市場では前週末からエヌビディア<NVDA>が売りに押される動きとなり、前日は2.5%安で大陰線を引き5日移動平均線を下抜ける格好となった。ソフトバンクグループ<9984>などが主導する米国のAIインフラ計画「スターゲート」の立ち上げが難航しているとの観測が浮上するなか、AI半導体の象徴株となっているエヌビディアへの買いが手控えられており、同社に半導体テスターを納入するアドテストの株価にもネガティブに作用している。ただ、アドテストの株式需給面に目を向けると直近信用倍率が1.03倍と売り買いが拮抗している状況にあり、ショート筋の買い戻しなどが機能して下値抵抗力も発揮されやすい状況にある。■トランスGG <2342> 226円 +50 円 (+28.4%) ストップ高 11:30現在
トランスジェニックグループ<2342>がストップ高まで買われ、年初来高値を更新した。同社は22日、総合研究支援事業や試薬開発販売事業などを手掛けるエーセル(神奈川県相模原市)と業務提携したと発表しており、これが材料視されているようだ。これにより、同社は食品臨床試験事業でサービスの提供範囲を拡大することが可能。ヒトにおける細胞活性化、例えば老化細胞をターゲットにしたアンチエイジング、筋繊維分化評価による筋肉増加、免疫活性化、神経突起伸展促進などを細胞レベルでイメージング(画像化)及び数値化して提供できるとしている。■ブルーイノベーション <5597> 1,891円 +201 円 (+11.9%) 一時ストップ高 11:30現在
ブルーイノベーション<5597>は一時ストップ高。この日午前10時ごろ、NTTグループでドローン専業のNTT e-Drone Technology(NTTイードローン)と販売パートナー契約を締結し、屋内点検用球体ドローン「ELIOS3」の販売を開始すると発表。これを材料視した買いが集まっている。この提携を通じて両社は社会インフラ点検の高度化を加速させ、持続可能な社会づくりに貢献していく。ブルーイノベはスイス・フライアビリティ社製の屋内点検用球体ドローンELIOSシリーズの国内総代理店を務める。 ●ストップ高銘柄トランスGG <2342> 226円 +50 円 (+28.4%) ストップ高 11:30現在
以上、1銘柄 ●ストップ安銘柄 なし 株探ニュース