12月5日に全貌判明! 新型GRスーパースポーツ/レクサススーパースポーツ“3台の真実”を徹底解説

 トヨタが12月5日(金)に、新型スポーツ車両をワールドプレミアすると発表した! ベストカーのスクープ班が追いかけてきた「トヨタ GRスーパースポーツ」と「レクサススーパースポーツ」と呼ばれてきたモデルである。今回はトヨタが公開したティザー画像から読み取れる事実と、ベストカーが独自に掴んでいるスクープ情報を交え、2台の最新情報をお届けしたい。

文:ベストカーWeb/写真:ベストカーWeb、TOYOTA

【画像ギャラリー】注目度120%!! 新型GRスーパースポーツ/レクサススーパースポーツ“のスクープ情報はコレだ!(11枚)

トヨタが12月2日に公開したティザー画像。中央にGRスーパースポーツ、左にレクサススーパースポーツ、右にGT3と並ぶ

 伝説のスーパーカー、レクサス「LFA」の再来として期待が高まっているのがトヨタ「GRスーパースポーツ」である。

 ベストカーのスクープ班が掴んでいる情報によれば、次世代4気筒エンジンとなる2LターボをV型に並べたV8、4Lツインターボにハイブリッドを組み合わせ、エンジン単体で700~720ps、システム出力では900psを叩き出すトランスアクスル方式の2シータースポーツになると見られる。

ベストカースクープ班の情報をもとにお届けしてきたGRスーパースポーツの姿。最初に情報をつかんだのは2022年だった(ベストカー予想CG)

トヨタが、11月27日朝からTV局各局で放送しているCMに登場するGRスーパースポーツ

 ミドシップではなくFRを採用している点こそ、「LFA」の再来と呼ばれる理由である。そのため社内では「LFAII」と呼ばれていたようだが、現時点で正式な車名は明らかになっていない。

 アルミシャシーとカーボンボディを組み合わせたスペシャルな構造も特徴で、ティザー写真からは、GRスーパースポーツのルーフに織目の美しいカーボンが採用されていることが確認できる。

 さらにインパネには、日差しの照り返しでドライバーの視界が妨げられないよう、アルカンターラ®が表皮として使われているようだ。

ティザー画像を拡大すると、ルーフに織目の美しいカーボンが採用されていることがわかる

ジャパンモビリティショー2025に出展されたレクサススポーツコンセプト。現状フロントデザインを推し量る材料はないが、ほぼこのデザインになると思われる

 一方の「レクサススーパースポーツ」は、GRスーパースポーツとは異なる立ち位置で、電動化を強く押し出したモデルになる。

 今後BEV&PHEV専業ブランドを目指すレクサスと、内燃機の面白さを追求するGRで、ブランドキャラクターをハッキリ分けた格好である。

 公開されたリアデザインから読み解くと、ジャパンモビリティショー2025のレクサスブースに展示されていた「レクサス スポーツ コンセプト」が、レクサススーパースポーツの原型とみてよさそうだ。

公開されたティザー画像で、レクサススーパースポーツを拡大したもの

ジャパンモビリティショー2025に出展されたレクサススポーツコンセプトだが、リアデザインはティザー画像の車両とピタリと一致する

 同ショーで展示されたコンセプトカーには排気管がなく、BEVである可能性が高い。BEVを軸にしつつも、ハイパワーエンジンを組み合わせたPHEVの設定も予想される。フェラーリやマクラーレンといったスーパーカーメーカーもPHEV化を進めており、その流れを考えても実現性は非常に高い。

 クラシカルなサイドビューを持ちながら、随所に最新の空力処理が施された、まさに次世代のスーパースポーツとして登場しそうである。

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