100年ぶりに“食堂車”が復活 南海電鉄の新観光列車「GRAN 天空」公開 なんばと高野山を結ぶ

 南海電鉄は4月24日から、なんばと高野山を結ぶ新しい観光列車の運行を始めます。9日、その全容が報道陣に公開されました。 南海・なんば駅に新設された0番ホームに、4月24日に運行が始まる観光列車「GRAN 天空」が姿を見せました。深紅の車体が特徴で、なんばから高野山の入り口・極楽橋までを約1時間半で結びます。高野山の僧侶が安全運行を祈願しました。 南海電鉄・梶谷知志 社長 「高野山へ向かう移動を単なる手段ではなく、旅そのものが目的となる時間としてお楽しみいただけることを目指し、心を込めたおもてなしを大切にしたいと考えております」 4両編成で全席指定。1号車はゆったりくつろげるリラックスシート。2号車は窓に向かって座る、ワイドビューシート。3号車は飲み物などを販売するロビーラウンジ。そして、4号車は… 報告・山口佐助 記者 「16席限定のソファ席は座り心地が抜群なんですが、なんと食事も楽しめるんです」 ソファシートでは、時間帯に応じて南大阪から和歌山の地元の食材を使った朝食やアフタヌーンティーなどが提供されます。南海電鉄が、車内で食事を提供するのは、約100年ぶりです。120年ほど前、明治・大正の時代には食堂車は人気がありました。しかし、輸送力の強化が求められる中、食堂車があるとスピードや乗客数が制限されるとして1929年に運行を終了。 今回、100年近くぶりに“食堂車”を復活させたのは、鉄道に乗ることそのものを旅の目的としてもらいたいという狙いがあります。 南海電鉄・梶谷知志 社長 「高野山への道中の景色と料理を同時に楽しんでいただいて、より鉄道の旅の魅力を感じていただければと思います」

 大阪と和歌山を結ぶ90分の特別な時間。関西の私鉄各社は新しいサービスの開拓にしのぎを削っています。

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