自民「3割の得票で8割の議席」の衝撃!衆院選2026に見る“一強多弱”と選挙制度の歪みとは【記者解説】
2月10日公開の「選挙ドットコムちゃんねる」では、衆院選2026年の結果を政治記者の今野忍記者と選挙芸人・山本期日前氏が解説!衆院選2026で自民党が圧倒的多数の議席を獲得。しかし、「絶対得票率」で見ると全有権者の約27%に過ぎません。民意の反映という課題について、今野記者とMC期日前氏が鋭く切り込みます。
今野記者:そうですね。そんな感じのあたりも、はい。で、まあ、なんでこんなに差が出たのかっていう話で。自民が315で、野党が73。もう完全な総崩れ状態じゃないですか。だから、結果だけ見ると日本国民はもうみんな、高市(早苗)さんの自民党を支持して自民党に入れたのかなという感覚になると思うんですよね。
MC期日前氏:うん、そうですね。
今野記者:そうすると、でもなんかさ、「自分や自分の周りはそうでもないのにな」と違和感を感じる方もひょっとしたらいらっしゃるんじゃないかなと思って。
で、ここで大事な数字が「絶対獲得票」「議席占有率」って……ちょっと難しい漢字が並ぶんで申し訳ないですが、ま、簡単なんで。あの、簡単に説明するからちょっとあれしてください。あの、「絶対獲得票」って何かつったら、全有権者(編集部補足:衆院選2026の有権者数は1億0321万1224人でした)
今野記者:とにかく全日本国民の中で有権者の数、投票率っていうのは「投票に行った人」じゃん。で、今回56%でしょ。それに対して、「絶対獲得票」は投票に行った人も行かない人も含めて全体の有権者数のうち、高市さんの自民党に入れたのは26.9%なんです。一方、全465議席に占める「議席占有率」が86%っていう。もう8割を超えてくるっていう。だから、3割弱の得票で8割強の議席を占有してるっていう。で、どうしてこんなことが起きるかっつったら、やっぱ選挙制度。
MC期日前氏:そうですね。
今野記者:期日前さん詳しいけども、この「小選挙区比例代表並立制」っていう選挙制度は二大政党制のために作られたけど、バランスが崩れてるとこういう「一人勝ち」、もう完全な「一強多弱」になりやすい制度なんです。だってどっちかしか選ばないわけだから。今回は与党と野党で対等な塊じゃなかったからこういうことが起きちゃうんですよ。日本人の中で言ったらね、4人に1人しか入れてないのだけど。
MC期日前氏:毎回選挙終わるとこれが議論になって、でも結局変わんない。これでもあれですよ。だ、アメリカとかでも「全体の数ではこっちが勝ってたけど、ただ大統領に選ばれたのは逆側」みたいな。
今野記者:そう、おっしゃる通り。特にアメリカは間接制だからね。大統領選挙の代理人の人に投票して、その代理人がトランプさんに入れるとかヒラリーさんに入れる(という仕組み)。だから、第一次トランプ政権の時は、トランプさんが勝ったけど、アメリカ国民全体の得票数で言ったらヒラリーさんの方が上だったんですよ。ただ、代理人の数が州によって違うじゃん。1票でも勝った方がその州の代理人を総取りするから。それでトランプさんが勝ったっていうわけ。
MC期日前氏:だから本当にもう、とにかくこのルールの中で戦わないといけないっていう。
今野記者:そうそう。だから「ルールがおかしい」っても文句言ってもしょうがないんだけど。だから、僕が言いたいのは、8~9割を自民党が占めたからと言って、必ずしも日本人の8~9割が高市さんの自民党に入れたわけじゃないですよっていう。これ大事な視点で、必ずしも民意がその割合で完全に反映されてるわけじゃないと。ただそういうルールだから文句は言わないけどって……。誤解なきようってことね。
MC期日前氏:だから、世の中の可視化されてる部分でいくと、本当に議席の3分の2の「民意を受けたのか」というとそうではないけど、ただ最初からもうルールに関しては分かっていたことで、そこに対して勝ったのはもう自民党っていうところですよね。
今野記者:そう、そうです。だからそのルール分かってた自民党が勝った上に、この316が実はさ……、330だった。一つの政党でさ、330取るとさ、この制度を考えた時は想定してないと思うよね。
結局こういうことです。ポンと「14議席を他党に明け渡す」という自民党は。これさ、本来なら幹部の責任問題だよね。 でも勝ちすぎた評価が高すぎてもういいやみたいな。
MC期日前氏:でも本来は自民党に託した人たちの票っていうのが他の野党に入ってるわけなんで、 これもこれでいいんですかっていう。
今野記者:これも変な話だよな。
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