アジア4次予選が決着! カタール&サウジがW杯出場権獲得…UAEとイラクは5次予選で激突へ
本大会出場を決めたカタール代表(左)とサウジアラビア代表(右)[写真]=Getty Images
FIFAワールドカップ26アジア4次予選(プレーオフ)・第3節(最終節)が行われ、カタール代表とサウジアラビア代表が本大会への出場権を獲得した。
今回からワールドカップへの出場枠が「8.5」に拡大したアジア予選。それに伴い、3次予選(最終予選)を3位・4位で終えた計6チームが2グループに分かれて総当たり戦を行うプレーオフが新設され、各組1位のチームが本大会への出場権を獲得できるレギュレーションとなった。なお、2位のチームは今年11月に控えた5次予選に進み、ホーム&アウェイ方式の2戦合計スコアで上回ったチームが、大陸間プレーオフに進出する。
オマーン代表との第1節をドローで終えたカタール代表は、同じく初戦を勝利したUAE代表と激突。前半をスコアレスで折り返したカタール代表だったが、後半立ち上がりにブーアッラーム・フーヒーの得点で先制に成功すると、74分にはペドロ・ミゲルが貴重な追加点を挙げる。その後、89分に退場者を出し、アディショナルタイムには1点を被弾。それでもカタール代表がリードを守り切り、2大会連続通算2度目のワールドカップ出場を決めた。
インドネシア代表との初戦を白星で飾ったサウジアラビア代表は、同様に第1節を勝利したイラク代表と対戦。前半はサウジアラビア代表が主導権を握り、ボール支配率を高めながら相手のゴールを脅かしていく。だが、複数のチャンスを仕留めきれないまま時間が経過。対するイラク代表は90分間を通してシュート4本に抑え込まれ、ゲームはスコアレスドローで終了した。これにより両国は勝ち点と得失点で並んだものの、総得点で上回ったサウジアラビア代表が3大会連続通算7度目の本大会行きを確定させている。
また、併せてUAE代表とイラク代表の2位通過も決定。今後両者はホーム&アウェイ方式の5次予選を行い、勝者は大陸間プレーオフに駒を進める。
第3節(最終節)の結果と各組の順位表は以下の通り。
第3節の結果 カタール代表 2-1 UAE代表 サウジアラビア代表 0-0 イラク代表
アジア4次予選(プレーオフ) 順位表 【グループA】
1位:カタール代表(勝ち点4/得失点差+1)
─────────W杯出場決定─────────2位:UAE代表(勝ち点3/得失点差0)
─────────5次予選進出─────────3位:オマーン代表(勝ち点1/得失点差-1)
【グループB】 1位:サウジアラビア代表(勝ち点4/得失点差+1) ─────────W杯出場決定─────────
2位:イラク代表(勝ち点4/得失点差+1)
─────────5次予選進出─────────3位:インドネシア代表(勝ち点0/得失点差-2)