米中貿易交渉、関税率引き下げと緊張緩和を目指す-米商務長官
Maggie Eastland
- 米国が貿易赤字を抱える国にとって10%の基本関税率は「最善の策」
- 「アジアの大国との合意を確実にしたい」-ラトニック商務長官
ラトニック米商務長官は8日のCNBCとのインタビューで、中国との貿易交渉におけるトランプ政権の目標について、緊張緩和と関税率の引き下げだと述べた。
ラトニック氏は「彼らはわれわれと取引したいと考えており、われわれは彼らと問題の解決を図りたい」と語った。
米国が貿易赤字を抱える国・地域にとって、10%というベースライン(基本)関税率は「最善の策」との認識を示し、「恐らくもっと高くなるだろうが、最善は10%だ」と発言。10%の関税は「低い税率」であり、各国・地域が「市場を開放すれば」交渉できるかもしれないと指摘した。
さらに8日公表した英国との合意に続き、今後数週間ないし1カ月程度で数十の貿易協定を順次発表していく見通しを明らかにした。
一方、ラトニック氏はFOXビジネスとのインタビューで、トランプ政権が幾つかの大国との間で次の貿易合意の成立に力を注いでいると述べ、「アジアの大国との合意を確実にしたい」と話した。
原題:US Goal With China Is To Lower Tariffs, De-Escalate: Lutnick、Lutnick Says 10% Baseline Tariff ‘Best’ Trading Partners Can Do、Lutnick Says US Will Have Dozens of Trade Deals in Coming Weeks、Lutnick Says US Is Focused on Big Countries for Next Trade Deals(抜粋)
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