日経平均は大幅続落、一時900円超安 AI株に利益確定売り
日経平均は前営業日比192円安でスタートした後、下げ幅を拡大。値がさ株の一角が軟調で重しとなった。後場に入るとさらに下げ幅を広げ、大引け間際に909円安の5万1052円83銭まで値下がりした。中国商務省が7日、日本から輸入されるジクロロシランに対する反ダンピング(不当廉売)調査を開始したと発表したことも、ハイテク株の下げに影響したという。ジクロロシランは、主に半導体産業で使用されている。
一方、プライム市場では4割近くの銘柄が値上がりし、全面安とはならなかった。
市場では「エヌビディアのニュースに反応して下げが深まった可能性はあるが、中国政府が半導体産業の内製化を進めていることは既に知られているので大きなサプライズはない」(外資証券・アナリスト)との声が聞かれた。
丸三証券の投資情報部長・丸田知宏氏は「基本的にはAIの成長に対する見方は変わっていないとみられ、きょうの売りは短期的な調整の範囲内だろう」と話した。目先の日経平均については「まずは5万1000円台できちんと値固めできるか注目」(丸田氏)という。同水準を維持できれば、今月末以降に控える企業決算をにらみながら底堅い動きが見込めるとみている。
TOPIXは0.77%安の3484.34ポイントで取引を終了。プライム市場指数は0.77%安の1794.73ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は5兆9632億4600万円だった。東証33業種では、医薬品、電気・ガス、空運など10業種が値上がり。非鉄金属、電気機器、情報・通信など23業種は値下がりした。
新興株式市場では東証グロース市場250指数が1.42%高の702.11ポイントと、4日続伸した。
プライム市場の騰落数は、値上がり632銘柄(39%)に対し、値下がりが905銘柄(56%)、変わらずが67銘柄(4%)だった。
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