ChatGPT 4oの新能力「説明を絵にする」が最強すぎるから見て

Image: OpenAI

これから人間の仕事はチェックするだけ。

先日発表されたOpenAI(オープンエーアイ)のGPT-4oでのネイティブ画像生成は、細かな指示をユーザー側ができることがとても画期的ですが、実はGPT-4oのポテンシャルはこんなものではありません。さらに私たちの暮らしを、仕事を一変させるかもしれない能力を持っています。それが「説明を絵にする」能力です。

GPT-4oの「説明を絵にする能力」はあらゆる資料を席巻する

Image: OpenAI

誰かに何かを説明するとき、絵で伝えるとわかりやすいですよね。提案や説得など人に何かを伝えるときに視覚イメージを使う場面は多いと思います。ですが説明を絵に落とし込む作業は、手間がかかります。説明を考え、それをわかりやすく整理して、絵を描いて、説明を配置する。そんな作業もGPT-4oを使えば、あっという間です。

「説明を絵にする」作り方

1. 絵に入れる説明内容を用意する(GPT-4oで作ればOKです)

2.必要な部分だけ選んで、右下の「…」から画像を作成するを選択

3.「この説明を画像にして」としたあとに説明内容を入れる。 以上。

ほんとにこれだけなんです。とても簡単すぎる。それでは、作り方がわかったところで実践と参りましょう。

試しに「いろんな説明を絵に」してみる

簡単な説明を絵にしてもらいましょう。まずは太陽系の説明です。 プロンプトは…

太陽系とは? 小学生でも分かるように説明してください。

(GPT-4oによる説明文のアウトプット)

以下の説明を画像にしてください:

(GPT-4oの説明文一部をコピペ)

Image: 神山拓生 - Generated with GPT-4o

太陽系に関する説明を一枚にまとめてくれました。イラストとふりがな、配置も太陽系をわかりやすく説明してくれました。これがほんの数分で完成するというのがまず驚きです。クオリティも高い。ただ、なぜかプロンプト(指示文)に含まれていたはずの水星が抜けています

次はインターネットを説明する絵を描いてもらいます。 プロンプトは…

インターネットとは? 中学生向けに説明してください。

(GPT-4oによる説明文のアウトプット)

以下の説明を画像にしてください:

(GPT-4oの説明文一部をコピペ)

Image: 神山拓生 - Generated with GPT-4o

指示通り説明を画像として生成してくれました。が、一部情報を切れてしまっています(スクショミスではありません)。これは恐らくプロンプトとしてコピペした分量が多すぎたのかもしれません。このあたりは、適宜アウトプットを確認しつつ、分量の調整をすればいいのかもしれません。

使い道として、先生が子どもたちに教える用の教材、営業の提案資料、社内説明資料、案内表示などあらゆる場面で説明を絵にする画像生成が多いに役立ちそうです。ただ現状では一部抜けがあったり、フォントが怪しい部分は若干ありますが、日本語でもけっこういい感じの解説イラストが作れます。スライドなんかに入れるとかなりよさげです。もちろん人間に残された最後の仕事、チェックもお忘れなく。

Source: OpenAI

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