トランプ氏、水産物生産拡大で大統領令 海洋保護区を商業開放

 4月17日、トランプ米大統領は国内の水産物生産拡大に向けて、商務省に規制緩和を指示し、海洋保護区を商業漁業に開放する大統領令を発令したと、ホワイトハウスが明らかにした。写真は3月、ロードアイランド州ポイント・ジュディスでドローン撮影(2025年 ロイター/Brian Snyder)

[17日 ロイター] - トランプ米大統領は国内の水産物生産拡大に向けて、商務省に規制緩和を指示し、海洋保護区を商業漁業に開放する大統領令を発令した。ホワイトハウスが17日に明らかにした。

ホワイトハウスは声明で「この大統領令は、規制上の負担軽減、不公正な対外貿易慣行の是正、国内の水産物生産と輸出の促進を通じて米国の漁業を強化するものだ」と説明した。

ホワイトハウスによると、米国は400万平方マイル(約1030万平方キロ)を超える優良漁場を持つが、水産物の約90%を輸入に依存し、200億ドル超の貿易赤字が生じている。

一方、トランプ氏は別の大統領令を発令し、ハワイ南西にある太平洋離島海洋国定公園内の40万エーカー(約1600平方キロ)を商業漁業に開放した。

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