Ado「唱」を音楽アワード「MAJ」アニメ楽曲賞ノミネートから取り下げ、対象外楽曲のため
今年新設された音楽アワード「MUSIC AWARDS JAPAN 2025」の「最優秀アニメ楽曲賞」部門より、Adoの楽曲「唱」のノミネート取り下げが発表された。
「MUSIC AWARDS JAPAN」通称MAJは、音楽業界の主要5団体(日本レコード協会、日本音楽事業者協会、日本音楽制作者連盟、日本音楽出版社協会、コンサートプロモーターズ協会)が垣根を越えて設立した、一般社団法人カルチャーアンドエンタテインメント産業振興会(CEIPA)による国内最大規模の国際音楽賞。「世界とつながり、音楽の未来を灯す」というコンセプトを掲げて創設され、4月17日に計251作品 / 65アーティストのノミネートが発表された。
「唱」がノミネートされていた「最優秀アニメ楽曲賞」はMAJの規程により「『アニメ』テーマ(OP、ED、挿入歌含む)に該当する楽曲」が対象とされている。各部門への楽曲エントリーは楽曲のジャンル分類や部門選定分類などを起点に行われたがその過程に不備があり、アニメテーマ曲ではないこの曲が意図しない形でノミネートされたという。
このためMAJ実行委員会は「最優秀アニメ楽曲賞」ノミネートから「唱」の取り下げを発表。Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」、YOASOBI「アイドル」、10-FEET「第ゼロ感」、Mrs. GREEN APPLE「ライラック」の残る4作品を対象に、アーティストやクリエイターをはじめとする音楽関係者による投票を実施し最優秀賞を決定する。
今回の取り下げに際し実行委員会は「Ado様及びその関係者の皆様、投票メンバーの皆様、並びにご注目いただいていた皆様には多大なるご迷惑をおかけしましたこと、改めて深くお詫び申し上げます」と謝罪。「本件を真摯に受け止め、今後はより一層の確認体制と選考精度の向上に努めてまいります」としている。
この記事の画像(全1件)