台風16号(ターファー)…気象庁の予想進路、米軍やヨーロッパの見方は 日本への影響は【最新情報】
気象庁の2025年9月7日午後6時の実況によると、南シナ海で発生した台風16号(ターファー)は1時間に約15キロの速さで北北西に進んでいる。今後の予想進路について気象庁や米軍合同台風警報センター(JTWC)、ヨーロッパ中期予報センターの見方をまとめた。
気象庁の進路予想
台風16号は9月7日午後6時現在、南シナ海を1時間に約15キロの速さで北北西に進んでいる。中心気圧は992ヘクトパスカル、中心付近の最大風速23メートル、最大瞬間風速は35メートル。南東側の約280キロ、北西側の約220キロは風速15メートル以上の強風域になっている。
その後の進路予想を見ると、台風16号は北西寄りに進み続け8日午後6時には華南(中国)まで進み、中心気圧は994ヘクトパスカル、中心付近の最大風速18メートル、最大瞬間風速は25メートルの見込み。9日午後3時には熱帯低気圧に変わっているとみられる。
台風や温帯低気圧の中心が予報円に入る確率は70%。気象庁の7日午後6時時点の予報によると、日本で風速25メートル以上の暴風域に巻き込まれる可能性があるエリアは5日先までなく、直接的な影響はなさそうだ。
米軍(JTWC)の見方
米軍合同台風警報センター(JTWC)の進路予想によると、台風16号は気象庁と同様、北西寄りに進むとみている。最も勢力が強いのは中国大陸上陸前の8日午前3時ごろで中心付近の最大風速は約31メートル。香港やマカオが風速15メートル以上の強風域に入る可能性がある。
中心付近の最大風速 9月7日午後3時:23メートル 9月8日午前3時:31メートル 9月8日午後3時:28メートル 9月9日午前3時:21メートル
9月9日午後3時:10メートル
ヨーロッパ中期予報センターの見方
リアルタイムの気象情報を提供するチェコの企業「ウィンディ・ドットコム」では、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)によって提供された解析気象データを基に台風の5日先までの動きを、アニメーションを使い視覚的に分かりやすく知ることができる。画面左下の「▷」ボタンを押すと、台風の動きが再生される。
「ターファー」名前の由来
台風の名前は、「台風委員会」で各加盟国などが提案した名前が140個用意されており、発生した順につけられる。「ターファー」はマレーシアが用意した名前で、「なまず」に由来する。
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