「娘はどこ?」買い物中に2歳女児が行方不明→川底まで探しても見つからない…両親も納得できなかった「警察の捜査」に批判殺到(昭和56年・海外の事件)(文春オンライン)

 1981年、旧西ドイツで2歳女児が買い物中に行方不明となる事件が発生。店内や近くの川底まで捜索するも手がかりは得られず、初動捜査での致命的な遅れは大きな批判を呼ぶこととなった。いったい彼女はどこへ消えたのか? 鉄人社の新刊『 知ったら最後、夜眠れなくなる 世界の未解決ミステリー68 』より一部抜粋してお届けする。(全2回の1回目) 【写真】この記事の写真を見る(2枚) ◆◆◆

 1981年11月28日、イギリス国王近衛騎兵連隊の軍曹で旧西ドイツにて勤務していたリチャード・リー(当時31歳)の二女、カトリース(同2歳)が突然、行方不明になるという事件が起きた。リー家は母シャロン(同27歳)、長女ナターシャ(同7歳)を含む4人家族。当時、西ドイツ南部のパーダーボルン近郊シュロス・ノイハウスに住んでいた。  この日はカトリースの2歳の誕生日で、一家は誕生パーティの品を購入するため軍専用のショッピングセンターに出かける予定にしていた。ただ、姉ナターシャが外出を嫌がったため、母シャロン方の叔父と叔母を呼び、叔父とナターシャは家で留守番。父リチャードが車で店まで向かい駐車場に待機し、シャロンとカトリース、叔母の3人が店の中に入った。  クリスマス前の最後の給料日とあって店内は異様に混み合っていた。シャロンはカトリースを抱っこしながら買う品を選び終え、会計のためレジへ。そこでポテトチップスを買い忘れたことに気づき、カトリースを叔母に預け、いったんその場を離れる。が、カトリースはすぐに母を追いかけるように駆け出す。2、3分後、シャロンがレジに戻ってきた。カトリースの姿はない。叔母はてっきりシャロンと一緒だと思っていた。一方、シャロンは娘には会っていないという。

 2人して店内を歩き回り、カトリースを探す。が、どこにもその姿はない。店の従業員、父リチャードも加わり徹底して店の内外を探し回っても、やはり見つからない。この段階になって、カトリースが行方不明になったことを確信したリチャードは警察に捜索願を提出した。  警察は軍人やボランティア数百人に協力を仰ぎ、店の周辺を徹底的に捜索するとともに、目撃情報を募った。が、手がかりは皆無。近隣を流れるリッペ川に転落し溺れた可能性も考え、川底まで捜索したものの、川の流れが速いこともあり、カトリースの姿はどこにもない。  一方、警察の初動捜査には大きなミスがあった。警察犬が投入されたのが通報から24時間後で、国境検問所に連絡が入ったのは48時間後。  レジ係の店員たちに事情を聞いたのも、新聞に事件を知らせ一般に情報提供を募ったのも6週間後。あまりに遅い対応で、世間から大きな批判を呼ぶ。さらに、カトリースが何者かに誘拐された可能性を考慮しなかったことも、両親、親族は納得できなかった。 事件から37年後に「とんでもない事態」が…《2歳女児・行方不明事件》フェイスブックに現れた「消えた本人」を名乗る女性の正体(昭和56年・海外の事件) へ続く

鉄人ノンフィクション編集部/Webオリジナル(外部転載)

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