プロ5年目の佐久間朱莉が逆転でツアー初V 2位大里桃子、3位小林夢果

◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン最終日（20日）◇熊本空港CC（熊本）◇6565yd（パー72）◇曇り（観衆3275人）

プロ5年目の佐久間朱莉がツアー初優勝を遂げた。1打差2位からボギーなしの5バーディで回り、この日のベストスコアタイ「67」をマーク。通算11アンダーに伸ばして逆転した。

昨季はトップ10を14回（うち2位が3回）経験し、メルセデスランキングは未勝利選手トップの8位だった。“最もツアー初優勝に近いプロ”と言われ続けた22歳が、ついにタイトルをつかんだ。

大会後には「なかなか勝てず苦しい時間も長かったが、自分を信じて、この日まで戦ってきて良かった。1勝だけでなく、2、3勝と複数回優勝を目指してこれからも頑張りたい」と喜んだ。

通算9アンダー2位は「67」で回ったツアー3勝の大里桃子。佐久間と同じ最終組で出た未勝利の小林夢果は5バーディ、1ボギー1ダブルボギー「70」でプレーし、通算8アンダー3位で終えた。

単独首位から出た堀琴音は2バーディ、2ボギー「72」で回り、神谷そらと並ぶ通算7アンダー4位だった。22年「Tポイント×ENEOS」以来のツアー3勝目とはならなかった。

通算6アンダー6位にツアー25勝の全美貞、同7勝のイ・ミニョン、永嶋花音。通算5アンダー9位に1打差2位から「73」で回った永峰咲希、今季1勝の安田祐香、小祝さくら、桑木志帆、脇元華、木村彩子、沖せいら、ルーキーの徳永歩。