ブルーインパルス大阪万博以外で見える場所は…前回、16市町で目撃情報 飛行ルート&時間、展望台情報も
航空自衛隊の「ブルーインパルス」は7月12日、13日の2日間、大阪府内を飛行する。大阪・関西万博会場(大阪市)で展示飛行を行う予定で、太陽の塔(吹田市)やひらかたパーク(枚方市)なども通るルートで飛行する。4月の飛行テストの際、周辺の市町でブルーインパルスの目撃情報がSNSに投稿された場所、混雑しそうな展望台情報など、飛行時間や飛行ルートにも合わせて調べた。
ブルーインパルスの飛行ルート・時間
航空自衛隊の特設サイトによると、ブルーインパルスの飛行スケジュールは7月12日、13日ともに午後2時40分ごろに関西空港を離陸。飛行ルートは通天閣、大阪城(ともに大阪市)の上空を通過して、1970年大阪万博のシンボル「太陽の塔」(吹田市)やひらかたパーク(枚方市)を飛行した後、再び大阪城周辺を通過して大阪・関西万博会場の人工島・夢洲(ゆめしま)に移動。午後3時ごろから15分にわたって上空でパフォーマンスを披露する計画だ。
飛行・通過する順番
関西空港 (午後2時40分) ↓ 通天閣(大阪市浪速区恵美須東1-18-6) ↓ 大阪城(大阪市中央区大阪城1-1) ↓ 太陽の塔(吹田市千里万博公園1-1) ↓ ひらかたパーク(枚方市枚方公園町1-1) ↓ 大阪城 ↓ 大阪・関西万博会場(大阪市此花区の夢洲)
(午後3時~午後3時15分)
ブルーインパルス見える場所(市町)
ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)からもブルーインパルスの姿を見ることは可能なようで、4月に行われた展示飛行の事前練習の際には、SNSでは「ニンテンドーワールドの上空を通過して行った」「ユニバ上空でブルーインパルスを見ることが出来ました!!音がスゴかった!!」などの投稿が見られた。
またJR大阪駅周辺では梅田スカイビルの空中庭園展望台からブルーインパルスを目撃したとの投稿もあった。住吉区役所や天王寺公園、淀川河川敷などでも姿を目にした人がいたようだ。
4月10日の飛行テストの際にSNSで目撃情報が確認された市町は以下の通り。
・豊中市 ・吹田市 ・茨木市 ・池田市 ・枚方市 ・門真市 ・寝屋川市 ・八尾市 ・大阪市 ・高石市 ・堺市 ・和泉市 ・岸和田市 ・貝塚市 ・泉大津市
・泉南市
大阪府内の展望台や通過スポットの状況
さきしまコスモタワー展望台(大阪府咲洲庁舎展望台)
大阪市住之江区にある「さきしまコスモタワー展望台」は7月12日、13日、通常の前売り券で入場することはできない。両日、展望台に入場するには「ブルーインパルス飛行日展望台入場チケット」が必要だが、すでに予約完売となっている。当日券の販売はない。展望台以外からの観覧については、同施設の公式サイトによると、「大阪府庁と一般企業のオフィス及び一部商業施設となっておりますので、展望台以外フロアに関するお問い合わせにつきましてはご回答致しかねます」としている。
咲洲には観覧のための駐車場はなく、マイカーで行くことは控えるよう大阪府は呼びかけている。
あべのハルカス
ブルーインパルスの展示飛行が行われる7月12日、13日の対応について、「ハルカス300(展望台)」があるあべのハルカス(大阪市阿倍野区)は公式サイトで混雑状況によって入場まで時間がかかったり、入場が制限される可能性があると説明。展望台内の通路確保のため一部エリアを規制する場合もあるという。座り込み、荷物などを置いたままにすること、三脚を設置するなど、場所取り行為はNGとなっている。
また4月10日の事前飛行の際は展望台からブルーインパルスを見ることができたが、「展示飛行ルートや飛行時間によっては当施設から見えない可能性がございますので予めご了承ください」としている。
通天閣
通天閣の展望台は入場時間予約が必要だが7月11日午後2時半現在、7月12日、13日は予約可能となっている。通天閣観光によると、事前飛行が行われた4月10日も展望台の入場者数は多くなかったという。というのも、通天閣とブルーインパルスを一緒に写真に収めたい人が多く、地上から観覧する人が多かったようだ。
万博記念公園
ブルーインパルスの通過ポイントとなっている万博記念公園は、公式サイトで通路や連絡橋での場所の占有や長時間の滞留は控えるよう呼びかけている。通路に撮影機材を置くのもNG。公園内の屋内施設からブルーインパルスを観覧することもできない。同公園は通路安全確保の観点から、自然文化園(入園料 高校生以上 260円 小中学生 80円)内の広場での観覧をおすすめしている。また、万博記念公園には陽ざしを遮るものが少ない。園内が混雑して移動や退出に時間がかかる場合があるため、熱中症対策の徹底を求めている。
梅田スカイビル・空中庭園展望台
大阪市北区にある「梅田スカイビル・空中庭園展望台」はブルーインパルスが飛行する7月12日、13日に当日入場券を販売予定。ただ、飛行時間帯に入場者が多くなった場合は入場を制限する場合があるという。ただ、4月10日の事前飛行の際はブルーインパルスの姿を見ることができたが、かなり小さくしか見えなかったとの声もあった。
堺市役所21階展望ロビー
堺市役所21階展望ロビーはブルーインパルスが飛行する7月12日、13日も無料で入場できる。11日現在、入場規制を行う予定はない。
阪神高速パーキング
ブルーインパルスの展示飛行に伴い、阪神高速は7月12日、13日に大阪地区の7パーキングエリア(PA)を早朝から一斉封鎖する予定。非常時以外の高速道路上の駐停車禁止も改めて呼びかけている。
封鎖されるパーキングエリアは中島PAの神戸方面、泉佐野方面、泉大津PAの海側と陸側、泉大津大型専用PA、高石PA、朝潮橋PA。阪神高速は「大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力よろしくお願いいたします」としている。
大阪府の天気予報
大阪管区気象台によると、ブルーインパルスが飛行する7月12日、13日の大阪市の天気予報(11日午後5時発表)は、12日が晴れ時々曇り。飛行予定時間の降水確率は20%となっている。ただ、昼過ぎから夜のはじめ頃までは雷雨になる所がある。13日は曇り時々晴れで降水確率は30%。4月の展示飛行は悪天候で中止となってしまったが、今回こそ青空を期待したい。
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また大阪府の予想最高気温は12日が36度、13日は37度と猛暑日になる見込み。11日午後5時時点で熱中症警戒アラートは出ていないが、最高暑さ指数(予測値)は31を上回る。屋外でブルーインパルスを観覧する場合は日よけ、こまめな休憩や水分補給・塩分補給が必要だ。
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