消費減税1%で「手取り7%減る」 納税免除農家の苦悩「販売価格上げざるを得ない」
きあり農園 吹越達也さん 「豊作ですね、完全に豊作。いつもより1割、2割増し」 畑で次々と収穫されていたのは、夏の味覚、枝豆です。 埼玉県で農家を営む吹越さん。2年ほど前にこの場所で農園を始めました。 「今の時期、枝豆を食べたいという客がいてくれる。やっぱりうれしいです。『おいしい』と言ってくれると」 しかし、吹越さんには心配事があるといいます。それが、政府が打ち出した、飲食料品の消費税率1%への引き下げ。 消費者の負担軽減が期待される一方、吹越さんにとっては経営を圧迫するおそれがあるといいます。 「7%分売り上げが下がる」 吹越さんは年間の売り上げが1000万円以下の免税事業者です。商品を販売する際にかかる消費税の納税を免除されているため、税率8%がかかった分の金額を手取りとして受け取ることができます。 つまり、消費税が1%になると、受け取る金額が7%分減るのです。
さらに追い打ちをかけるように野菜を入れる袋や農薬、肥料などの仕入れ値は軒並み値上がり。こうした仕入れには、原則10%の消費税がかかります。しかし、免税事業者は仕入れでかかる消費税の控除や還付を受けることができません。 つまり、販売による収入が減る一方で、生産にかかる費用は下がらず、今後さらに増える可能性もあるのです。 消費税が下がっても、小規模な農家の経営が圧迫されれば、販売価格が下がりにくくなる可能性も指摘されています。 吹越さん 「消費税が下がった分、客は『値段が下がるのでは』と期待。消費税が下がっても売る値段は上げざるを得ない現状」 (2026年8月3日放送分より)
テレビ朝日