エレコムのトラックボールマウス「IST PLUS」はなぜ気持ちいい? 転がりの秘密を探ってみた
最近すっかりお気に入りになっているエレコムのトラックボールマウス「IST PLUS(アイエスティープラス)」。
新開発の「ボールローラー支持方式」を採用し、なめらかにスーッと動いてピタッと止まる独特の操作感を実現したモデルです。
新開発のボールローラー支持方式。360度自在に回転するボールで支持する構造。Image: エレコムさらに、PCで設定したボタン割り当てを本体に保存できるオンボードメモリを搭載しているので、別端末で使う際に再設定の手間が省ける。Bluetooth×2台+2.4GHzワイヤレス×1台の最大3台マルチペアリング、すべてのボタンを静音仕様にするなど、毎日使う仕事道具としての完成度もかなり高め。
支持ユニットの交換や水洗いにも対応しており、使いながら自分好みに育てたり、長く付き合ったりできるのも特徴です。
※水洗いはボールローラーユニットのみ対応しています。
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実際にIST PLUSを使っていて使っていて感じるのは、とにかく操作感が気持ちいいこと。
Photo: 小原啓樹スーッと動いて、ピタッと止まる。
でも、この滑らかさの秘密は、実はボールそのものではありません。トラックボールの使い心地を左右しているのは、ボールを支えている小さな部品、「支持ユニット」。
今回は、トラックボールの滑らかさを決める“支え方”について、少し掘り下げてみたいと思います。
トラックボールマウスは、ボールを指で転がしてカーソルを動かします。
ボールは、ただマウス本体の穴にはまっているわけではありません。ボールの下には、ボールを支えるための小さな「支持ユニット」が(ほとんどの場合は)3つ配置されています。
上の写真、オレンジの部分が支持ユニット。Photo: 小原啓樹IST PLUSのボールを取り外してみると、オレンジ色の小さな支持ユニットが見えてきます。
指先に乗るほど小さなパーツですが、トラックボールの使い心地を大きく左右しているのが、実はこの部分なんです。
ボールをどれだけ滑らかに転がせるか。どこでピタッと止まるか。細かいカーソル操作がしやすいか。そうした操作感の違いは、ボールそのものよりも、この支持ユニットの仕組みによって決まります。トラックボール好きが「転がり」について熱く語るのも、この支持部分の違いがあるから。IST PLUSの面白さも、実はここに隠されているんです。
実は支持ユニットにもいくつかの種類があり、それぞれ操作感や得意な使い方が異なります。ここからは、現在主流となっている3つの支持方式を紹介します。
人工ルビー:定番の優等生
Image: エレコム人工ルビーは長年トラックボールで使われてきた定番方式です。
非常に硬く摩耗しにくく、滑らかな動きと耐久性が特徴。ISTシリーズでも採用されており、扱いやすくバランスの取れた操作感があります。
トラックボール初心者でも違和感が少なく、安心感のある方式です。
ベアリング:シャーッと転がるなめらかな快感
Image: エレコムベアリング方式は、小型ベアリングでボールを支えることで、非常に軽い転がりを実現しています。
シャーーーーッという独特の回転音と、回転抵抗の少ない操作感が特徴。
私自身もベアリングモデルは愛用していますが、高速でカーソルを移動するときの気持ちよさは独特です。
ボールローラー:スーッと動いてピタッと止まる
Image: エレコムそして今回IST PLUSで新たに採用された、ボールローラー支持方式。
小さなローラーが360度自由に回転することで、さまざまな方向へ滑らかにボールを動かせます。方向による抵抗差が少なく、一定の操作感が得られるのも特徴です。
独自構造により支持部分にゴミが溜まりにくく、頻繁にメンテナンスをしなくても快適な操作感を維持できます。なお、この構造は特許出願中です。
さらに、汚れてしまった場合は、ボールローラー支持ユニットに限っては水洗いも可能。相当使い込んでも、スッキリ清潔に保つことができます。
初心者はボールローラー支持方式がおすすめ
Photo: 小原啓樹実際に使ってみると、細かな作業のしやすさが大きな特徴だと感じました。ベアリングほど滑りすぎず、それでいて十分に滑らか。軽すぎず重すぎず、絶妙な塩梅なんです。
Excelでセルを選ぶときも、Photoshopなどで細かな位置合わせをするときも、親指の動きにカーソルが素直についてきます。文章を書いていて文字と文字の間にカーソルを入れるような場面でも、狙った場所にスッと止めやすい。
ベアリングのような勢いよく転がる気持ちよさとはまた違って、ボールローラーは「自分でしっかりコントロールしている感覚」が強い印象でした。
トラックボールは細かい操作が苦手そう、というイメージを持っている人ほど、この違いには驚くかもしれません。
支持パーツを“交換”できるのもIST PLUSの面白さ
さらに面白いのが、IST PLUSは支持ユニットを交換できること。
左がボールローラーユニット、右がベアリングユニットをはめたIST PLUSPhoto: 小原啓樹人工ルビー、ベアリング、ボールローラー。それぞれの支持ユニットが別売りでも用意されており、自分の好みや用途に合わせて操作感を変えることができます。
たとえば、まずは比較的扱いやすいボールローラーで使い始めてみる。もっと軽快な転がりが欲しくなったらベアリングを試してみる。あるいは、安定感のある人工ルビーに変えてみる。そんなふうに、自分に合った操作感を探せるのはIST PLUSならではの楽しさです。
長く使っていく中で好みが変わったり、仕事の内容が変わったりしたときに、マウスそのものを買い替えなくても使い心地を変えられるのは大きな魅力だと思います。
Photo: 小原啓樹ちなみに支持ユニットを取り外すための専用ツールは、本体裏面に収納されています。必要なときにすぐ取り出せて、使わないときはなくさずにしまっておける。こういう細かな気配りも、なかなか気が利いています。
普通のマウスなら、操作感を変えたくなったら買い替えるしかありません。でもIST PLUSは、長く付き合いながら自分好みに育てていけるトラックボールマウスなんです。
トラックボールの面白さは、ここにあった
ボールの支え方が変わるだけで、カーソルの動きや指の感触、作業の快適さが大きく変わる。IST PLUSは、そんな支持方式の違いをもっと気軽に楽しめる製品でした。
トラックボールマウスというと、「慣れるまで難しそう」「上級者向け」というイメージを持つ人もいるかもしれません。初めてトラックボールマウスを使う人も、すでに使っている人も、その違いを知ると、いつもの転がり方が少し面白く見えてくるかもしれません。
指先に乗るほど小さなパーツですが、トラックボールの使い心地を左右する大きな鍵を握っているんです。
Photo: 小原啓樹そんなエレコムの新作トラックボールマウス「IST PLUS」は、本日7/13(月)23:59まで開催中のAmazonプライムデー2026にて、いつもよりお得に購入することができます。通常7,380円(税込)のところ、15%オフの6,270円(税込)と、通常よりお手頃に手にいれることができるので、気になっている方はぜひチェックしてみてください。
まだトラックボールマウスを使ったことがない人も、すでに何台も使ってきた人も。IST PLUSなら、そんな「転がり方の違い」を気軽に楽しめます。トラックボールの奥深さを知る最初の1台としても、2台目以降として使っても、なかなか面白い存在だと思います。
Source: ELECOM(エレコム) ISTシリーズ