韓国国家情報院「ウクライナは捕虜送還に条件提示せず、韓国も支援の約束なし」(中央日報日本語版)
韓国の国会情報委員会の与野党幹事を務める共に民主党の尹建永(ユン・ゴニョン)議員(右)と国民の力の柳栄夏(ユ・ヨンハ)議員が30日、情報委員会全体会議を終えた後、記者会見に臨んでいる。聯合ニュース(中央日報日本語版)
韓国国家情報院は30日、北朝鮮軍捕虜の韓国への送還に関連し、ウクライナ側が送還条件を提示したり、韓国政府が支援を約束したりした事実はないと国会に報告した。
国情院はこの日、国会で非公開で開かれた情報委員会全体会議でこのように報告したと、情報委員会の与野党幹事を務める共に民主党の尹建永(ユン・ゴニョン)議員と国民の力の柳栄夏(ユ・ヨンハ)議員が記者会見で明らかにした。国情院によると、韓国政府は2025年1月9日に北朝鮮軍兵士人が捕虜として捕まった後、ウクライナ側と協議を始め、対外秘でこの件を進める必要があるとの双方の共通認識のもと、関連協議を進めてきた。特にウクライナ側は協議の初期から、捕虜交換交渉に及ぼす影響などを考慮し、韓国側に先に非公開とするよう要請した。これを受け、韓国政府もウクライナ側の立場を尊重する一方、人道的な原則のもと、当事者と北朝鮮にいる家族の身の安全などを考慮し、厳格な秘密保持の原則を堅持してきた。しかし、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は23日(現地時間)、米ニューヨークで開かれた国連総会での演説で、北朝鮮軍捕虜の韓国への送還について一方的に公開した。これを受け、韓国政府はウクライナ政府に強い遺憾を表明し、公式な説明と謝罪を求めたが、現在までウクライナ側から公式・非公式を問わず遺憾や謝罪の表明はなかったと国情院は説明した。国情院は「ゼレンスキー大統領が今回、捕虜送還を公開したのは、韓国側からウクライナ政府に武器などさまざまな支援を提供できるような世論が起きるのではないかという期待からではないか、というのが情報当局の分析」と報告した。また、国情院は「ロシア側も捕虜送還に関連して特異な動向はないと報告した」と柳栄夏議員は付け加えた。◇「キム・ジュエ氏、後継内定者としての立場強化…身長160センチ・体重50キロ以上」一方、国情院は金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長の娘、キム・ジュエ氏の後継内定者としての立場が強まっていると国会に報告した。国情院は「1月1日の錦繍山(クムスサン)宮殿参拝時に中央に位置したり、戦勝節行事や祖国解放節を機に開かれた革命烈士追悼の現場に初めて登場したりするなど、儀典の水準と出席レベルを引き上げ、後継内定者としての立場を強めている」と分析した。続けて「キム・ジュエは軍事関連分野に集中していたが、最近は民生、政治、外交などに分野を広げており、今年は30回登場し、過去最多の頻度を記録した」と明らかにした。国情院はまた、ジュエ氏の身長が160センチ、体重が50キロ以上と把握されているという、独自に把握した関連情報を初めて国会に報告した。国情院は「キム・ジュエは婦人用スーツと靴を着用し、成熟したイメージを構築している」とし、「海外公館には口止め指示が出され、現場の対米関係者が非常に忙しく動いているとの諜報を入手した」と説明した。金委員長の健康状態については「体重が140キロ台の超高度肥満だが、健康に異常の兆候はない」と報告した。国情院は「金正恩の健康状態は140キロ台の超高度肥満で心血管疾患の高リスク群だが、駆逐艦視察時に階段を駆け上がるなど動作を無理なくこなし、専任の医療陣が密着管理するなど、健康上の異常兆候は特にないと判断される」と説明した。