【虎将トーク】阪神・藤川監督、甲子園開幕前に、虎党を「お客さんと思ったことはない」「ファンの方々です」
阪神投手陣が7日、甲子園で指名練習。単独首位で8日のヤクルトとの本拠地開幕戦に向かう藤川球児監督(44)の主な一問一答は以下の通り。
ーー甲子園開幕戦は特別か
「特別だなと。みんなが楽しみにしている。選手たちも、選手の家族もそうだし、自分の家族もそう。やっと家に帰れるという感じじゃないですか」
ーー甲子園開幕をいい形で迎えたいと話していた
「終わったことはあまり考えないけれど6日間、甲子園でゲームができる。たくさんのファンの方々に、これまでの9試合と違って、熱い声援がもらえる球場でできることは心強いし、楽しみ。みんな登板も終わって、ヒットも出ている。ベンチからの選手はヒットが出ていない者もいるけれど、本拠地で落ち着いた形でスタートできることは嬉しい。セレモニーも楽しそうですね」
ーーいろいろな方が来る
「また特別な一日になると思う。ファンのみなさんにとって素晴らしい一日になったとか、野球を見に来て良かったと思えるイベントが増えると思う」
ーー先発は才木
「やるでしょう。大丈夫だと思っています」
ーー特別な初戦で戦い方を大事にしたいか
「形はできつつあるので、大丈夫だと思います。ゲームの展開がうまく進むと思います」
ーービジターでは攻めの姿勢を大事にすると話していた
「当日にはなりますけどね。どっしりと構えたいところはあります。そのためにローテーションも組んでいる。いい形で来られているとは思います。そろそろ4月の足場を固めるところには入れたいなとは思いますけど、甘くないのが野球ですからね。丁寧に丁寧に一戦を、ということは変わらないです」
ーーファンの声援も力になる
「それしかないですね。あまり野球の技術的なところに興味があるようなわけではなくて、本拠地でやることは、雰囲気であったり、それがすごく大事なので、楽しみで仕方がない。みんな打っているしね。佐藤にも森下にもホームランが出ているし、近本にも出ているし、みんな状態がいいので、楽しみに、その日を迎えたい」
――大山(開幕9戦終えて打率・194)らは心配する段階ではないか
「なんで?」
ーー数字的に見て
「みなさんそればかりだもんね。一つのエンタメだから、いいんじゃないですか。選手の状態はみなさん興味があるでしょうから。僕はあまり興味がないですね」
ーー甲子園の雰囲気は? お客さんの熱気も含めて
「お客さんと思ったことはないですけどね。ファンの方々、ですからね。すごく大切な戦力ですよね」
ーー後押しの力は違う
「身をもって体験をしていますしね。すごく楽しみです」
ーーセレモニーでは渡瀬マキさん(LINDBERG)の生歌唱もある
「(2020年の)引退試合の時は、渡瀬さんが喉の調子が悪くて、コロナ禍で半分の集客、ファンの方が入れない状況だった。今度は満員の中で渡瀬さんも歌ってくださるということですから。5年前にできなかったことが、こういった形でできるのは、自分自身が少しわがままかもしれないですけど、楽しませてもらおうかな、と思う。またチームが一体となって進んでいければな、と思います」