フィリピン副大統領、オランダへ出発 ドゥテルテ氏逮捕受け

3月12日、フィリピンのサラ・ドゥテルテ副大統領(写真)は父のドゥテルテ前大統領が国際刑事裁判所(ICC)の逮捕状を執行されたことを受けて、オランダへ出発した。2月撮影(2025年 ロイター/Eloisa Lopez)

[マニラ 12日 ロイター] - フィリピンのサラ・ドゥテルテ副大統領は12日、父のドゥテルテ前大統領が国際刑事裁判所(ICC)の逮捕状を執行されたことを受けて、オランダへ出発した。

ドゥテルテ氏は大統領在任中に進めた「麻薬戦争」で数千人の死者を出したことに関連し、人道に対する犯罪の疑いが持たれている。同氏はICCのあるオランダのハーグに向けて出国し、12日に到着する予定。 もっと見る

サラ氏の事務所は声明で、同氏が午前のアムステルダム行きの便に搭乗したと発表した。オランダ訪問の目的や滞在期間などは明らかにされていない。

ドゥテルテ氏の弁護士の一人であるシルベストル・ベリョ前労働雇用相は、法務チームが会合を開き対応策を検討していると述べた。ドゥテルテ氏の身柄がどこに拘束されるかや、面会は可能かなどについて明確な情報を求める意向を示した。

ドゥテルテ氏の元法律顧問サルバドール・パネロ氏によると、末娘のベロニカ・ドゥテルテ氏は、ドゥテルテ氏を帰国させるためフィリピン最高裁に人身保護請求を提出する考え。

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