糖尿病予備軍の私が始めた「たんぱく質生活」47日目(2025/11/16)
テーマ:糖尿病対策/代謝再生プログラム
昨日は久々に焼肉屋に行った。もちろんお酒も飲んだ。ハイボールを5杯。まぁまぁ濃かった。会社員の頃なら、全く問題にならなかった量だが、今の私には相当きいた。深夜に気持ち悪くなり、朝は二日酔いだった。機会飲酒にはできたが、いざ飲んで良いとなると、昔の脳の記憶が蘇り、ガブガブ飲んでしまう。チェイサーも飲まない。空きっ腹に飲む。わかっちゃいるけど、やめられない!これも、対策しよう。きっと、このがぶ飲みの快さを別の快さで置き換えられるはず!私が居なくても、バイトの皆さんが大根の出荷準備をしてくれる。有難い。今日も無事出荷できました。競合がたくさんいる今の時期でも、売れ行き上々!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
生存系で報酬系を黙らせる
わかっちゃいるけどやめられない!
「やめたいのに、やめられない」――それは意志が弱いからではない。生存系よりも、報酬系が上位に立っている状態だからだ。
脳の3つの階層
脳には三つの階層がある。それが「生存系」(本能)「報酬系」(本能に近い)「統制系」(理性)
生存系 ― 命を守る最下層
息をする。水を飲む。危険を避ける。この層は、論理も快も関係ない。**「死ぬか、生きるか」**だけで動く。
報酬系 ― 快で釣る中間層
食欲、性欲、承認欲求――。本能的ではあるが、ここには「条件づけ」がある。“報酬”を得ることで、生存系を満たすよう設計されている。だが、現代社会ではこの層が暴走した。本来の“生存”より、“快”が優先されるようになったのだ。
統制系 ― 主導権を握る最上層
理性、判断、選択。しかしこの層は、遅い。報酬系の反応速度の1/10にも満たない。だから「わかっちゃいるけどやめられない」になる。では、どうすれば報酬系を黙らせられるのか?答えは、生存系を起動させることだ。
命のスイッチが入った瞬間
私の“生存スイッチ”が入ったのは、危険な体験ではなく、糖尿病の構造を知った瞬間だった。「これはもう、“予備軍”では済まない。このままいけば、確実に正規軍になる。」その構造を理解したとき、頭ではなく命の側が本気で危機を感じた。それが、報酬系を一瞬で黙らせた。つまり「恐怖」ではなく、「生存意識」が起動した瞬間だ。
報酬リセットとは、“置き換え”であり“制御”である
古来の修行は、死に近い体験で報酬を黙らせた。断食、苦行、滝行――生の喜び(生存系)により、快(報酬系)を遠ざける方法だ。だが、現代の報酬リセットは違う。生存系+統制系+補助装置(シアナマイド=抗酒薬)などを組み合わせ、段階的に報酬系を黙らせていく。生存系の恐怖でブレーキをかける。統制系の理性で新しい行動=新しい快を選ぶ。補助装置(シアナマイドなど)で誘惑と再発を封じる。これを繰り返すうちに、報酬系が“静かな快”に慣れていく。つまり、統制系の快に置き換わる。これこそが、報酬リセットの実体であり核心である。
「命を感じる」では足りない
「生きている実感」だけでは、報酬系は止まらない。なぜなら、報酬系は“いまの快”にしか反応しないからだ。食べたら死ぬ――なら止まる。だが、「30年後に糖尿病になるかもしれない」では止まらない。これが、構造としての人間の限界だ。だからこそ、統制系は「未来の恐怖を現在化」する必要がある。糖尿病の構造を理解することは、まさにその「未来の死を、いまここに持ってくる」作業だった。それが、生存系のスイッチを入れたのだ。我慢ではなく、構造で制御する。恐怖(生存系)と理性(統制系)の同盟こそ、報酬系を黙らせる唯一の方法だ。大好きな炭水化物よ、さようなら。明日の予告第48日目(2025/11/17)「統制系に“快”を覚えさせる」
理性が“整う快”を学び始める段階へ。
嶋﨑剛志プロは上毛新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です