サムスン、初の三つ折りスマホを発表-折り畳み式iPhoneに先行

Chris Welch、Yoolim Lee

  • トライフォールド型、ヒンジを二つ備えタブレットサイズに変形可能
  • 折り畳み式iPhone発表が見込まれる時期よりも数カ月早いタイミング
Samsung Galaxy Z Trifold smartphone. Photographer: SeongJoon Cho/Bloomberg

韓国のサムスン電子が、同社初となる三つ折りのトライフォールド型スマートフォンを発表した。折り畳みスマホが一般の消費者に浸透していない中、この分野で技術力を示すことになる。

  新たな端末は、「Galaxy Z TriFold(ギャラクシーZトライフォールド)」と呼ばれる。ヒンジを二つ備え、タブレットサイズへと変形できる。

  まず韓国で12日に発売する。価格は359万ウォン(約38万円)。米国での販売も計画しているが、価格は明らかにしていない。他に中国や台湾、シンガポール、アラブ首長国連邦(UAE)などでも展開する。

  サムスンは2日にソウルで開催したイベントで端末を披露した。米アップルが初の折り畳み式iPhoneを発表すると見込まれる時期よりも数カ月早いタイミングとなった。

  サムスンの端末は、両側から内側に折り畳まれる設計だ。閉じた状態で、外側の画面は通常のスマートフォンに近いサイズ感となる。一方で広げると、10インチのディスプレーでタブレット型のように使用可能。各画面で独立して異なるアプリを実行できる。

トライフォールドの最も薄い部分は3.9ミリメートル

原題:Samsung Debuts Its First Trifold Months Ahead of Folding iPhone(抜粋)

— 取材協力 Vlad Savov

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