まるで「ガンプラ版トイ・ストーリー」 撮影枚数“2万4000枚”の長編コマ撮りアニメが圧巻の仕上がり 「ヌルヌル動いてすごい」「ロマンがある」

 YouTubeチャンネル「westenvarlly(@westenvarlly)」が、2017年の第1話公開以来、約4年かけて完成させたシリーズの総集編。「トイ・ストーリーのガンプラ版」を意識した、撮影枚数2万4000に及ぶ長編です。  舞台はたくさんのガンプラが飾られた、モデラーらしき人間の部屋。不思議なことに一部の機体には意思があり、自律的に動けたり、言葉を交わしたりできます。  物語は家主が新しく買ってきた「HGUC 1/144 MS-06Fz ザクII改」を、リーダーの「ドム」や、お調子者の「ゾゴック」たちが仲間に迎えるシーンからスタート。ザクII改はすぐに打ち解け、しばらく先達の「ヅダ」から射撃の手ほどきを受ける日々を過ごします。  一見すると平和そうなのに、なぜそんな厳しい訓練が必要なのか? 理由は、この世界に起こる恐ろしい現象にありました。意思のないガンプラがどこからともなく現れ、ドムたちを襲ってくるのです。

 もう1つ恐ろしいのが、家主に見つかってはならないルール。もしも飾り棚の持ち場を離れているところを発見されると、ガンプラは意思を失って動けなくなってしまうのです。  仲間を元に戻す鍵は、「リビング」と呼ばれる部屋にあるのではないか――推測したガンプラたちは家主の留守を見計らって探索を繰り返すも、ことごとく失敗。「ゾック」が強力な門番として立ちふさがり、リビングへの侵入を堅く拒みます。  そんなある日、不意に家主が帰宅。逃げ遅れたゾゴックが捕まり、意識を失ってしまいます。もう一度彼と話したいと願うガンプラたちは、再びリビングを門番と死闘を繰り広げます。  ところが激戦の中で、ザクII改は門番にも何らかの意識があると気付きます。もしかして門番は、リビングで待ち受ける危険から守るために、扉を守っているのでは? そう考えたガンプラたちは、矛を収めて話し合いを始めます。

関連記事: