『ゴースト・オブ・ヨウテイ』の「温泉」がチラ見せ。『十三人の刺客』オマージュの「三池モード」が搭載、血と泥の生々しい雰囲気に

SIEは、10月2日にPS5向けに発売を予定しているアクション・アドベンチャーゲーム『Ghost of Yōtei』(ゴースト・オブ・ヨウテイ)の最新情報を情報番組「State of Play Gameplay Deep Dive」にて公開した。

※情報番組は、日本語字幕に対応している。

『Ghost of Yōtei』(ゴースト・オブ・ヨウテイ)は、前作『ゴースト・オブ・ツシマ』で境井仁が元寇と熾烈な戦いを繰り広げた時代から300年以上後、慶長8年(1603年)が舞台となるオープンワールド時代劇アクションアドベンチャー。

孤独な武芸者・篤(あつ)を主人公に、殺された家族の仇を討つべく、厳しい大自然が広がる北の大地・蝦夷地を旅する。

今回は情報番組「State of Play Gameplay Deep Dive」にて、約20分にわたる最新映像が公開された。

まず番組ではあらたな主人公「篤」に焦点を当てており、蝦夷地の人々にとって篤は「怨霊」そのものだという。

篤は、家族を殺した六人衆に復讐するために旅に出ているが、そんな篤の心の支えは、自身の子ども時代の温かい思い出だ。自分の生家では、ボタンひとつで子ども時代に移行が可能だ。

また本作では「手がかりシステム」が導入されており、敵を尋問して情報取集することが可能だ。こうした得た手がかりはカード化されて視覚的にわかるようになっており、探索の指標になる。

たとえば浪人の敵がいる場所や、武器の場所、特定のエリアに関する情報が聞けるかもしれない。ゲームは自分のスタイルで、風の吹くままに世界を探索できる。前作で好評だった温泉も登場するようだ。

また戦闘システムの紹介では、刀、槍、鎖鎌、二刀、小太刀といった武器が登場し、巨漢の敵なら小太刀といったように臨機応変に立ち向かうことができる。また素早く反応すれば、敵の武器も奪うことも可能だ。

弓や銃といった飛び道具に加えて、強敵には目つぶしといった手投げ武器などで有利に戦うことが重要になる。

また戦いが終わったあと、野営地を設置して焚火をすることが可能で、ここでは三味線と料理ができる。ときには見知らぬ人や仲間が訪ねてくることもあり、交流したり、道具を購入、武器のアップグレードができるとのこと。

本作では日本国外の展開において、最初から日本語音声が実装されており、それ専用のリップシンクに対応している。

また前作でも導入されていた、日本映画の巨匠の黒澤明監督をオマージュした「黒澤モード」も実装。黒澤明監督の権利団体の許諾を得ており、モノクロ映画のように画面が変わる。

さらに最近の侍映画、特に三池崇監督の『十三人の刺客』をオマージュした「三池モード」、渡辺信一郎監督の『サムライチャンプルー』にオマージュした「渡辺モード」が実装されている。

「三池モード」では、戦闘中にカメラが近づくモードに入り、『十三人の刺客』のように土と血にまみれた生々しい雰囲気が作られ、「渡辺モード」では渡辺監督によるLo-Fiトラックが楽しめるとのこと。

番組の最後には、本作のデザインをオマージュ下PS5本体の限定版も発表されている。ソフトと同時発売となる。

アクション・アドベンチャーゲーム『Ghost of Yōtei』は、10月2日に発売予定だ。

※画像は配信からキャプションしたものです。

ライター

85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。 Twitter:@fukuyaman

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