広島復帰のFW浅野拓磨、恩師・森保監督の前で3738日ぶりJ1出場「チームをもう一段上げられるように」
FW浅野拓磨
[10.11 J1第9節 東京V 0-2 広島 味スタ]
10年ぶりに{c|サンフレッチェ広島}}へ復帰したFW浅野拓磨が11日、J1第9節・東京V戦に後半36分から出場し、3738日ぶりのJ1リーグ戦出場を飾った。右シャドー起用で何度もゴールに向かって走り続け、持ち前のメンタリティを示した約10分間。試合後には待望の再出発を経て「チームをもっともっと引き上げていく」と決意を語った。
四日市中央工高出身の浅野は2013年から広島でプレーし、16年夏にアーセナルに完全移籍。名門クラブでは出場機会を得られなかったものの、ドイツ・シュツットガルト、ハノーファーへの期限付き移籍で経験を重ねたあと、19年〜21年にはセルビアのパルチザン、21〜24年にドイツ・ボーフム、24年〜26年にマジョルカに所属。10年間にわたって欧州の第一線でプレーし、今夏から広島に帰ってきた。 シーズン序盤はふくらはぎの負傷で出遅れており、第9節でようやく広島デビュー。J1リーグ戦では2016年7月17日の横浜FM戦以来、3738日ぶりの出場となった。 試合後、浅野はリハビリに費やした期間について「本当に毎日毎日、“今日何ができるのか”の全力をやり続けてきただけ。そこだけに集中してやるべきことをやってこられたと感じている」ときっぱり。「リハビリとなった瞬間、人の3倍くらいやってくださいとトレーナーさんにお願いして、トレーナーさんも応えてくれた」とチームの支えに感謝した。 今後に向けては「チームの雰囲気がすごく良いと思うし、良い状態でチームが来ているので雰囲気がいいのは当たり前。でも僕が入って、そこをもう一段上げられるように頑張りたい。自分がやるべきことはチームをもっともっと引き上げていくこと。そのために一日一日を頑張りたい」と力強く意気込みを語った。この一戦は浅野がプロデビュー当時の広島を率い、日本代表としてカタールW杯などを共に戦った森保一監督が視察。試合後、報道陣の取材に応じた森保監督は自ら浅野の話を切り出し、「ヨーロッパから帰ってきた選手で、しかも5大リーグの経験も持っているので、ここで存在感を発揮してもらい、Jリーグをさらに世界に近づけられるように頑張ってほしい」と復帰を喜んだ。
(取材・文 竹内達也)●2026-27シーズンJリーグ特集▶お笑いコンビ「ヤーレンズ」がサッカーをしゃべり倒すポッドキャスト「ボケサカ」は毎週金曜配信